宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:19)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/ 1 --- ---
1/31 --- ---
1/30 --- ---

黒点  2/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:07 456 -0.9
-2 h 500 +1.7
-4 h 471 -0.1
-6 h 469 -1.3
-8 h 464 -0.6
-10 h 459 -0.5
-12 h 447 -1.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -11 12/ 16
-2 h -11 3/ 6
-4 h -11 6/ 4
-6 h -11 5/ 5
-8 h -12 2/ 4
-10 h -12 5/ 8
-12 h -11 8/ 8

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^0
2/ 1 0.5 1x10^1
1/31 0.6 2x10^1
1/30 0.8 1x10^1
1/29 0.7 2x10^1
1/28 0.7 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 1/27 08:03 太陽風速度は300km/秒台が続き、高速風には発達していません。南向き磁場の影響で、磁気圏活動は活発化しました。
2009/ 1/28 08:41 やや速度の遅い、穏やかな太陽風が続いています。とても小さな黒点が現れました。
2009/ 1/29 08:51 穏やかな太陽風が続いています。太陽は無黒点に戻りました。
2009/ 1/30 07:47 太陽風の速度は400km/秒を保ち、速度の上昇は発生していません。
2009/ 1/31 10:28 太陽風は、400km/秒前後の穏やかな状態が続いていますが、磁場強度が強まっており、多少乱れるかもしれません。
最新のニュース

2009/ 2/ 1 11:19 更新
太陽風の速度は、470km/秒にやや高まっています。小規模のオーロラ活動も発生しています。

担当 篠原

昨日、太陽に見えていた小さな磁場の強まりは、
それ以上は発達せず、弱まっています。
黒点も現れず、太陽は無黒点の状態が続いています。


磁場強度が10nTに強まり、速度が400km/秒を超えていた太陽風は、
もう少し速度が上昇し、470km/秒前後を推移しています。
やや高速の状態と言えます。
磁場強度は、既に4nTへ下がっており、これ以上の強い風になることはないでしょう。
コロナホールの影響が、少しだけやってきた様です。

この速度の盛り上がりに対応して、磁気圏のオーロラ活動もやや強まっています。
AE指数では、200nTから500nTくらいの小規模変動が連続的に発生しています。


太陽風は、この後次第に速度が下がり、穏やかな状態に戻ると思います。
その後も、速度の遅い状態がしばらく続くでしょう。
掲載している27日周期の図では、前周期には速度の高い領域は見られません。

前周期は、1周期全体にわたって速度の高い領域がなくなりました。
次に、どこが高速風になるのか、
SOHO EIT195に見られるコロナホールの分布とともに、注目しています。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。1日9時半(世界時1日0時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。黒点はありません。1日0時(世界時31日15時)
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。