宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:49)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/19 --- ---
10/18 --- ---
10/17 --- ---

黒点 10/18 (NOAA)
磁場 フレア
1006 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:46 280 -2.9
-2 h 278 -0.8
-4 h 283 +1.4
-6 h 281 -1.2
-8 h 287 +1.3
-10 h 289 +2.1
-12 h 286 +2.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -11 13/ 6
-2 h -12 10/ 5
-4 h -12 13/ 3
-6 h -10 13/ 3
-8 h -10 11/ 4
-10 h -10 9/ 3
-12 h -9 5/ 3

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^3
10/19 0.6 6x10^3
10/18 0.6 6x10^3
10/17 0.6 8x10^3
10/16 0.6 1x10^4
10/15 0.6 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/10/14 09:15 太陽風の速度は低下を始め、高速風は終わりつつあります。磁気圏も静穏になってきました。
2008/10/15 09:20 太陽風は、低速状態になりました。太陽風磁場の影響で、小規模のオーロラ活動が発生しています。
2008/10/16 08:53 やや低速の太陽風が続いています。磁気圏では、小規模の活動が続きました。
2008/10/17 08:54 1006黒点群が南半球に出現しました。第24期の黒点です。太陽風は一段と低速になっています。
2008/10/18 10:39 太陽風は、速度が290km/秒に下がり、かなり低速です。磁気圏も概ね静穏です。
最新のニュース

2008/10/19 08:49 更新
かなり低速の太陽風が続いています(280km/秒)。磁気圏も非常に静穏です。

担当 篠原

たいへん低速の太陽風が続いています。
太陽風の速度は、280km/秒の低速状態で安定しています。
磁場強度も、2〜4nTの範囲で変化していて、やや弱めです。

とても穏やかな太陽風が続いています。

このため、磁気圏も非常に静穏です。
今日のAE指数のグラフは、完全に平坦で、全く変化が見られません。

シベリア磁場データの3日間のグラフでは、
前の2日間は、小さな変動が時々見えていたのですが、
昨日(右側の3分の1)は、全く変化がありません。


穏やかな宇宙天気は、まだ8〜9日ほど続きます。
27日周期の図を見てください。
次の高速風が、前周期のグラフの右端にようやく見えて来ました。
このタイミングまで、静穏な状態は続くでしょう。

SOHO EIT195では、コロナホールはまだ見えていません。
一方、地球を3日ほど先回りしている、STEREO Behindでは、
既にコロナホールが東端に顔を出しています。
SOHOでも、明日か明後日くらいに見えて来そうです。


放射線帯高エネルギー電子は、数千のレベルでやや高めの状態です。
引き続き、ゆっくりと減少して行くでしょう。

太陽は1006黒点群が去り、無黒点に戻っています。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。19日8時半(世界時18日23時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。