宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:53)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/15 --- ---
8/14 --- ---
8/13 --- ---

黒点  8/14 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:45 423 -1.1
-2 h 424 +2.2
-4 h 421 +1.7
-6 h 424 +1.2
-8 h 423 +1.1
-10 h 437 +0.7
-12 h 438 +0.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -8 2/ 4
-2 h -9 -1/ 2
-4 h -9 2/ 5
-6 h -10 5/ 4
-8 h -11 3/ 4
-10 h -11 2/ 6
-12 h -10 9/ 9

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
8/15 0.6 2x10^3
8/14 0.5 2x10^4
8/13 0.5 1x10^4
8/12 0.5 1x10^4
8/11 0.5 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 8/10 11:40 高速太陽風がやって来ました。速度は600km/秒台に上がり、オーロラ活動も強まっています。
2008/ 8/11 09:10 600km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏のオーロラ活動も続いています。
2008/ 8/12 08:48 600km/秒の高速太陽風が続いています。太陽風速度は、これから次第に下がって行くでしょう。
2008/ 8/13 08:37 太陽風の速度は、550km/秒へ下がりました。高速風は終わりに向かっています。
2008/ 8/14 08:52 高速太陽風は終わりつつあります(460km/秒)。磁気圏も静穏になっています。
最新のニュース

2008/ 8/15 08:53 更新
太陽風は、通常の速度に戻りました(420km/秒)。磁気圏も静穏です。

担当 篠原

太陽風の速度は420km/秒に下がり、通常の状態に戻りました。
磁場強度は、図の前半で一時的に5nTに上がりましたが、
その後、2nT近へ弱まっています。

太陽風の速度が下がり、磁気圏も基本的に穏やかになっています。
AE指数を見ると、図の初めに700nTの中規模活動が発生していますが、
これは、太陽風磁場が強まった時に、-5nTの南向きが発生したためです。
磁場強度が下がった後は、AE指数は、ほとんど変化していません。


今後、前周期の太陽風の変化をそのままたどるとすると、
今日、明日は、穏やかな太陽風が続くでしょう。
その後、17日か18日くらいから次の高速風がやって来ます。

しかし、ここ数日書いていますが、
太陽コロナに見えていたもうひとつのコロナホールの影響が、
今日あたり見られるかもしれません。
規模は小さいと思いますが、どうなるでしょうか。


放射線帯の高エネルギー電子は、磁気圏の乱れの影響を受け、
1000までレベルを下げています。
まだ、やや高めの数値ですが、警戒レベルからは一段弱まっています。

太陽は、最新の写真がないのですが、無黒点とのことです。
STEREOの写真にも明るい領域はなく、穏やかな太陽です。



STEREO衛星が撮影した、太陽コロナの写真。15日6時(世界時14日21時)。
(c) NASA


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。