宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:00)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/24 --- ---
6/23 --- ---
6/22 --- ---

黒点  6/23 (NOAA)
磁場 フレア
0999 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:46 357 -0.6
-2 h 359 +0.6
-4 h 360 +1.1
-6 h 371 +1.4
-8 h 370 +0.8
-10 h 373 +1.6
-12 h 385 -0.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -12 17/ 5
-2 h -11 13/ 1
-4 h -11 13/ 1
-6 h -11 13/ 2
-8 h -12 11/ 2
-10 h -13 11/ 3
-12 h -14 12/ 3

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^3
6/24 0.5 2x10^3
6/23 0.6 2x10^3
6/22 0.6 2x10^3
6/21 0.6 3x10^3
6/20 0.6 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2008/ 6/18 09:25 高速太陽風は後半に入り、速度は750km/秒から650km/秒へゆっくりと下がっています。
2008/ 6/20 08:00 太陽風の速度は400km/秒台に下がり、高速風は終わりつつあります。
2008/ 6/21 10:48 550km/秒前後の高速太陽風が続いています。磁気圏活動もやや活発になりました。
2008/ 6/22 11:53 太陽風の速度は低下して、高速風は終わりつつあります(450km/秒)。磁気圏も穏やかです。
2008/ 6/23 09:13 太陽風は通常の状態に戻りました。磁気圏もとても穏やかです。明日以降、高速風の回帰が予想されます。
最新のニュース

2008/ 6/24 09:00 更新
太陽風は低速になり、磁気圏も穏やかです。太陽は無黒点になりました。

担当 篠原

太陽風の速度は更に下がり、360km/秒の低速風になっています。
磁場強度は2nT近くに下がり、太陽風はとても穏やかです。

磁気圏も穏やかで、
AE指数では、図の中央に200nTの小規模の変化がひとつあるだけで、
他は全く平坦です。


今後の変化ですが、27日周期の図のとおりに、
今日、これから高速風の回帰が始まるのかどうかが注目されます。
高速風の始まりは、ACEの磁場強度の変化に注目するとよいでしょう。

前周期、5月28日に始まった高速風は、
最高速度が600km/秒で、7日間にわたって続きました。
その高速風の本体にあたるコロナホールは、
SOHO EIT195の写真で太陽の中心をやや過ぎたあたりに見えています。

前周期と比較すると、コロナホールの影は薄くなっていて、
高速風の規模は弱まっているかもしれません。
本格的な速度の上昇は明後日くらいになるでしょう。


放射線帯高エネルギー電子は、1000程度で安定しています。

太陽は999黒点群が見えなくなったようです。
STEREOで先回りをしても、しばらく黒点が上がって来る様子は見られません。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。24日8時半(世界時23日23時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。