宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:39)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/24 --- ---
12/23 --- ---
12/22 --- ---

黒点 12/24 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:29 447 -0.8
-2 h 463 +0.3
-4 h 477 +0.6
-6 h 496 -0.2
-8 h 498 -1.3
-10 h 540 -0.9
-12 h 540 -0.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -14 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -16 -/ -
-6 h -17 -/ -
-8 h -17 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -17 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 9x10^3
12/24 0.5 1x10^4
12/23 0.5 1x10^4
12/22 0.5 1x10^4
12/21 0.5 2x10^4
12/20 0.4 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2007/12/19 09:57 太陽風の速度は、700km/秒に上がっています。オーロラも活動的です。978黒点群は没して行きました。
2007/12/20 10:11 600km/秒前後の高速太陽風が続いています。放射線帯の高エネルギー電子が増加しています。
2007/12/21 13:46 太陽風の速度が上昇して、700km/秒を回復しています。
2007/12/22 11:28 600km/秒の高速の太陽風が続いています。高速風領域の後半に入っています。
2007/12/23 12:12 太陽風は速度600km/秒で安定しています。小規模のオーロラ活動も続いています。
最新のニュース

2007/12/24 11:39 更新
太陽風の速度が下がり始めました。高速太陽風は終わりを迎えています。

担当 篠原

1週間にわたって続いた高速の太陽風は、終わりを迎えようとしています。
昨日のニュースの頃までは、太陽風の速度は600km/秒を保っていましたが、
その後、低下を始め、現時点で450km/秒まで下がっています。
既に、やや高めというくらいの速度で、
このまま通常の速度レベルへ下がって行きそうです。

磁気圏活動も、次第に弱まっています。
AE指数では、500nTの活動がひとつ発生していますが、
その前後はだいぶ静かになっています。
シベリア磁場データを見ると、2日前、3日前の変化と比較して、
昨日の変化幅が一段小さくなっているのがよく分かります。


太陽風の速度が下がって来ましたから、
磁気圏活動も今後はとても穏やかになるでしょう。

結果として、高速太陽風の終わりのタイミングは、前周期とほとんど同じだった様です。
27日周期の図で、前回の変化と比べてみてください。

そして、宇宙天気は、これから2週間にわたって穏やかな状態が続きそうです。
27日周期の予想では、次の高速風の到来は、1月7日くらいになりそうです。
場合によっては、その前の1月1日くらいに小規模の変動がやってくるかもしれませんが、
これから年末年始にかけては、基本的に穏やかな状態が続くでしょう。


放射線帯高エネルギー電子は、
かろうじて10000に達するくらいの、高めのレベルが続いています。
この後の減少はとてもゆっくりですので、しばらくこの状態が続くでしょう。

太陽は無黒点で、とても静穏です。



SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。