宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (20:23)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏の最新データがありません。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/28 --- ---
10/27 --- ---
10/26 --- ---

黒点 10/28 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
20:15 486 +0.0
-2 h 502 +0.8
-4 h 502 -1.7
-6 h 507 -1.7
-8 h 514 -1.8
-10 h 518 -1.3
-12 h 521 -0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
20:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^3
10/28 0.5 2x10^4
10/27 0.7 5x10^3
10/26 0.5 1x10^2
10/25 0.6 2x10^3
10/24 0.6 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2007/10/23 11:55 太陽風はやや高めの速度で安定していて(450km/秒)、オーロラ活動も発生しています。
2007/10/24 10:08 太陽風の速度は下がりましたが、小規模のオーロラが続いています。これから高速風がやって来るでしょう。
2007/10/25 12:34 低速の穏やかな太陽風が続いています。高速風の到来はこれからです。
2007/10/26 10:29 700km/秒の高速太陽風がやってきました。一気に速度が上がり、オーロラも活発になりました。
2007/10/27 12:05 高速の太陽風が続いています(580km/秒)。オーロラも活発に発生しています。
最新のニュース

2007/10/28 20:23 更新
太陽風の速度はゆっくりと下がり、高速風は終わりに近づいています。

担当 篠原

今日は更新がすっかり遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。

太陽風はゆっくりと速度を下げ続け、500km/秒を切ったところです。
高速風も終わりに近づいています。

27日周期の図を見ると、前回と同じようなペースで速度が下がっています。
このまま明日にかけて下がり続けるでしょう。

問題はその次に来ると予想される、第二の山がどうなるかです。
一昨日の記事で比較した様に、SOHO EIT294の太陽コロナ写真では、
コロナホールが前よりも淡くなっている様に感じます。
30日から速度がどのように変化するか、注目です。
(今日は、STEREOの写真を掲載しています)


太陽風の速度が下がったので、磁気圏のオーロラ活動は弱まっています。
AE指数で、300nTくらいの小規模変動が続く程度です。
この後、一層穏やかになるでしょう。


放射線帯の高エネルギー電子は、一段増加して、
警戒レベルの10,000にちょうど達しています。
速度が下がって来ているので、これ以上大きく増えることはないと思いますが、
もうしばらく注目してください。

太陽は無黒点で、穏やかです。



STEREO衛星紫外線望遠鏡EUVI195の太陽写真。28日7時(世界時27日22時)
(c) NASA


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。