宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/12/13 11:55 更新 [速報] 13日11時半(世界時13日2時半)に、X3.3の大規模フレアが発生しました。 2006/12/13 12:58 追加 [追加情報] 太陽放射線が急激に増加しています。100PFUを超えつつあります。 2006/12/13 18:21 追加 [追加情報] 太陽放射線が600PFUに強まっています。明日以降、太陽風の乱れに注意が必要です。 担当 篠原 13日11時半(世界時13日2時半)に、X3.3の大規模フレアが発生しました。 930黒点群で発生したと思われます。 930黒点群は、黒点の面積が広がり、X線の強度も上がるなど、 活動を強める兆しを見せていましたが、 一気に大規模フレアの発生となりました。 930黒点群の大規模フレアとしては、7日3時半(世界時6日18時半)のX6.5以来です。 太陽の側面で発生した前回と異なり、 今回は太陽の中心で起こっていますので、地球への影響はより大きくなると思われます。 太陽放射線が激しく増加したり、 高速太陽風が地球に当たり、磁気嵐やオーロラの激しい活動をもたらす可能性があります。 今後の宇宙天気情報に注意してください。 今日の詳しい宇宙天気ニュースは、今朝の号をごらん下さい。 2006/12/13 12:58 追加 (篠原) 関連の図はページの最後にあります 大規模フレアに続いて、太陽放射線(太陽から飛んで来る非常に高速のプロトン粒子)が 急激に増加を開始しています。 警戒レベルは10PFUと言われていますが、 既に100PFUに達し、更に増加を続けています。 衛星の運用では、注意が必要な状態になっています。 下に掲載している図は、13日13時(世界時13日4時)の時点です。 刻々と状況が変わって行くと思います。 GOESの最新データに注目してください。 また、現在のX線の図も掲載します。 フレアで増加した様子が、だいぶ分かるようになってきました。 2006/12/13 18:21 追加 (篠原) 関連の図はページの最後にあります 太陽放射線は、引き続き増加して600PFUに達しています。 増加の速度は鈍ってきましたが、まだ増え続ける可能性があります。 たいへん強まっていますので、注意が必要です。 太陽のフレア活動は、X3.4以降は目立った活動は起こしていません。 しかし、活動的な状態が続く可能性は十分ありますので、 引き続き監視する必要があるでしょう。 太陽放射線が増加した影響で、ACEの太陽風速度の観測ができなくなっています。 太陽風磁場のデータはほとんど安定していますので、 高速風の状態が続いているのだろうと思います。 明日の午後以降、明後日にかけて、 CMEによる高速の太陽風が地球に飛んで来ると思われます。 到来が早いほど、速度が速く、磁気圏に大きな影響を及ぼすことになります。 到来が遅ければ速度は遅めなので、大きな乱れは起きにくくなります。 どのような展開になるのか、注目されます。 GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC 2006/12/13 12:58 追加 GOES衛星の太陽放射線データ (c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) 2006/12/13 18:21 追加 GOES衛星の太陽放射線データ (c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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