宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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沖縄磁場変動 (NICT)
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Alaskaカメラ (SALMON)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/11/ 7 15:30 高速の太陽風が続いています(640km/秒)。放射線帯の高エネルギー電子もやや高い状態が続いています。
2005/11/ 8 15:08 太陽風速度が減少してきました。宇宙天気は静穏な状態です。
2005/11/ 9 14:46 太陽風の速度は下がり(440km/秒)、磁気圏は静穏な状態が続いています。
2005/11/10 16:05 太陽風速度は減少し(380km/s)、宇宙天気は穏やかな状態です。
2005/11/11 14:47 太陽風の速度は遅く(380km/秒)、磁気圏は静穏です。太陽は無黒点になっています。
最新のニュース

2005/11/12 13:42 更新
太陽風の速度が420km/秒と通常レベルに上がっています。磁気圏は概ね静穏です。

担当 篠原

太陽風の速度はやや上がって、420km/秒になっています。通常の速度です。
磁場強度もやや強まっていて、8nT前後が続いています。

27日周期の図を見ると、前周期と良く似た変化をしていることが分かります。
この図で(世界時です)、11月11日(全周期10月15日)にセクター境界を越え(2列目青線)、
それとともに、太陽風磁場強度(3列目青線)が緩やかに上昇しています。
また、太陽風の速度(緑線)もゆっくりあがっています。
このことから、今後も同様に類似した変化が続くとすると、
これから4日くらい速度が400km/秒前後、磁場強度はやや高め、という太陽風が続きそうです。
前周期は、太陽風磁場の南向きが頻繁に現れていましたので、
オーロラ活動もやや活発に見られていました。
今周期はどうなるでしょうか。

放射線帯高エネルギー電子は、密度を下げています。

太陽X線はややレベルを上げています。
SOHO EIT284の写真を見ると、東の端から新しい活動領域が上ってきたためでしょうか。
フレア活動はみられていません。静かな太陽です。




SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SEC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。