宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)
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| 当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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| 太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 | |
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2005/ 5/ 1 13:50 更新 高速太陽風の中に地球が入っています(650km/秒)。オーロラも活発に活動しています。 担当 篠原 コロナホールによる、高速太陽風領域のまっただ中を地球が通過しています。 昨日のニュース以後、太陽風の速度は600km/秒に達し、その後も600km/秒前後で推移しています。 太陽風の磁場強度も10nT弱と強い状態が続き、 オーロラ活動への影響を決める磁場の南北成分は、頻繁に南向き成分が現れています。 このため、AE指数のグラフを見ると、オーロラ活動は500〜800nTの規模でほぼ連続的に続いている様です。 この様子は、日本の沖縄の磁場データにも現れていて、 グラフを見ると、赤線が不規則に揺れる変化が連続的に現れています。 このゆらゆらとした振動は極域のオーロラ活動の影響によるものです。 高速の太陽風は、明日、明後日にかけて継続すると予想されます。 現在のように、南向き磁場が続くと、オーロラも活発に続きます。 強い南向き成分が長時間続く様な変化が現れると、磁気嵐にも発達するでしょう。 SOHO EIT284の太陽写真を見ると、右上にこの高速風の原因となっているコロナホールが見えています。 太陽面では756黒点群が依然大きな勢力を保っています。 肉眼でも見ることができる大きさになっているとの情報もあります。 (太陽は直接見ると危険ですので、減光に十分注意してください。 黒い板に見えても、可視光は防ぐが赤外線は通して危険という物もありますので、注意が必要です) フレア活動は、ごく小さなものはX線動画で頻繁に見えていますが、 まとまった規模のものは発生していません。 しかし、引き続き中規模クラスのフレアへの注意が必要です。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC  リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT  沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT  27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA)  GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC  | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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