宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 5/21 11:41 コロナホールのため、太陽風の速度は550km/秒に上昇しています。
2004/ 5/22 11:48 M2.6の中規模フレアが発生しました。太陽風速度は500km/秒が続いています。
2004/ 5/23 10:45 太陽風の速度は下がり始めています。磁気圏は穏やかです。618黒点群でフレアが活発です。
2004/ 5/24 09:35 太陽風磁場の影響で、オーロラ活動がやや強まっています。
2004/ 5/25 11:53 太陽風はやや高速の状態が続いています(500km/秒)。618黒点群が発達しています。
最新のニュース

2004/ 5/26 08:37 更新
太陽風の速度は450km/秒まで下がりました。磁気圏は穏やかです。

担当 篠原

太陽風の速度は低下を始め、450km/秒を切るまでに下がっています。
オーロラの活動を示すAE指数の図にほとんど変化は無く、磁気圏も穏やかです。
コロナホールの影響をほぼ脱しましたので、これからしばらく静かな状態が続くでしょう。

SOHOEIT284カメラの太陽画像をご覧下さい。
太陽の中央から東(左)にかけて、北寄り(上側)にコロナホールが細長く横たわっています
(周囲よりも薄暗く見えている場所です)。
今後、この領域から出て来る高速太陽風の影響が問題になります。
このコロナホールは27日前にもほぼ同じ位置に見えていました(右側の写真)ので、
27日前の太陽風の変化を調べる事で今後の予想ができます。
27日周期の図をご覧下さい。
この図によると前周期では太陽風速度の上昇は見られず、これから6日ほど穏やかな状態が続きました。
コロナホールが北に寄りすぎているため、吹き出している高速のガスは地球へ当たらなかった様です。
27日周期の図によると、約1週間後に太陽風速度の上昇が起きています。
これは現在見えているコロナホールに続いて出て来る、新しいコロナホールの影響によるものです。

太陽では618群が現在も規模を保っています。
昨日は目立ったフレア(太陽爆発)は起こしませんでしたが、
中規模クラスのフレアを起こす可能性があるそうです。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

5/25 13:05 UT

4/28 13:05 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。