宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:04)
昨日、C1.2の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 4 --- ---
3/ 3 08:41 C1.2
3/ 2 --- ---

黒点  3/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
2806 6 β ---
2807 4 β C1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:55 563 -0.7
-2 h 562 -1.2
-4 h 578 -2.1
-6 h 574 +1.5
-8 h 588 -0.8
-10 h 571 +1.9
-12 h 580 +0.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -34 -/ -
-2 h -20 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -21 -/ -
-12 h -25 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 9x10^2
3/ 4 0.6 5x10^3
3/ 3 0.7 4x10^3
3/ 2 0.7 2x10^2
3/ 1 0.7 3x10^3
2/28 0.7 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 2/27 09:44 B9.5の小さいフレアとCMEが発生しています。太陽風は平均的な速度です。
2021/ 2/28 09:53 C2.7の小規模フレアが発生しました。太陽風はやや低速です。
2021/ 3/ 1 12:47 太陽風磁場が南向きに大きく変化して、磁気圏活動が強まりそうです。C3.9の小規模フレアが発生しました。
2021/ 3/ 2 13:50 太陽風は一時的に高速風になり、磁気圏の活動も活発になりました。
2021/ 3/ 3 12:01 太陽風は650km/秒の高速風になり、磁気圏の活動も高まっています。
最新のニュース

2021/ 3/ 4 13:04 更新
高速の太陽風が続いています。磁気圏の活動は少し落ち着いています。

担当 篠原

太陽風は高速の状態が続いています。
速度は、昨夜遅くまで650km/秒前後を保ちましたが、
今日に入る頃に600km/秒台を割り、
以降は570km/秒付近で安定しています。
磁場強度は、5nTと平均的な状態が続いています。

磁場の南北成分は、
昨日よりも南向きの変化が少なくなっています。
このため、AE指数の変化は、
初めの頃は500〜1000nTの活動が連続していますが、
中盤以降は、500nTの変化が時々発生する程度になっています。
少し落ち着いてしまいましたが、
高速風が続いているので、
引き続きオーロラの活動に注目してください。

SDO衛星AIA193では、
太陽中央部のコロナホールが西に進んでいます。
太陽風の高まりは、
このままこちらの影響に切り替わりそうです。

太陽風が強まった影響で、
放射線帯の高エネルギー電子が増加しています。
明日には10000の線に達しているかもしれません。


太陽の2806、2807黒点群は、
特に規模の変化はありません。

X線グラフの変化はなくなっていて、
活動は落ち着いています。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。