宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:20)
今日、C1.5の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/30 04:50 C1.5
00:58 C1.3
10/29 20:33 C4.3
07:02 C1.4
10/28 --- ---

黒点 10/30 (NOAA)
磁場 フレア
2778 8 β C1
2779 7 β C4

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 425 -0.7
-2 h 425 -0.1
-4 h 432 -0.9
-6 h 438 -1.5
-8 h 453 +1.7
-10 h 470 -2.2
-12 h 471 -3.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -22 -/ -
-2 h -19 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -27 -/ -
-10 h -27 -/ -
-12 h -25 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 3x10^3
10/30 0.7 2x10^4
10/29 0.7 2x10^4
10/28 0.7 2x10^4
10/27 0.7 2x10^4
10/26 0.7 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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SUVI131 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2020/10/25 13:24 高速の太陽風が続いています。磁気圏も活動的な状態が続きました。
2020/10/26 11:59 太陽に新しい黒点が現れています。高速の太陽風が続いています。
2020/10/27 12:41 太陽でフィラメント噴出が発生しています。550km/秒の高速太陽風が続いています。
2020/10/28 12:40 C4.3の小規模フレアが発生しました。太陽風は500km/秒の高速風が続いています。
2020/10/29 13:50 新しく2779黒点群が発生しています。500km/秒の高速太陽風が続いています。
最新のニュース

2020/10/30 12:20 更新
C4.3の小規模フレアが発生しました。高速太陽風は終わり、平均的な速度に下がっています。

担当 篠原

昨夜、29日20時半(世界時29日11時半)に、
2779黒点群でC4.3の小規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131による動画を掲載します。

偶然ですが、27日に隣の2778黒点群で発生したC4.3フレアと
同じ規模でした。
2779黒点群では、その後にもC1の小規模フレアが3回発生しています。

X線グラフでは、変化が高まる様子は特になく、
2779群の活動の高まりはこの辺りまでかもしれません。


太陽風は、昨日の午後から速度が低下を始めて、
今朝くらいに430km/秒と平均的な状態まで下がっています。
27日周期の図を見ると、
太陽風速度の高まりは前周期よりも1日くらい早く終わっています。

太陽風の磁場強度も、5nTから最後は3nTくらいにやや下がっています。
南北成分は、2回ほど南向きに少し強まる変化があり、
その頃に、AE指数は1000nT程度の大きい変化を記録しています。
その後は、磁場は0nT付近で推移する様になり、
磁気圏の活動も落ち着いています。

SDO衛星AIA193では、太陽の低緯度域にコロナホールは見られません。
この後の太陽風は、低速の穏やかな風になりそうです。
磁気圏も同様に穏やかになるでしょう。


放射線帯の高エネルギー電子は、今日も1万に達していますが、
全体としては低下を始めています。
太陽風が落ち着いたので、ゆっくりと下がっていくでしょう。




2779黒点群で発生したC4.3の小規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。