宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:30)
一昨日、C9.9の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 8 --- ---
5/ 7 --- ---
5/ 6 22:34 C7.3
18:55 C1.5
17:33 C2.0
16:05 C1.7
14:03 C9.9

黒点  5/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
2740 6 β M1
2741 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:23 336 +0.4
-2 h 341 +0.1
-4 h 343 -0.7
-6 h 346 -0.3
-8 h 355 +1.0
-10 h 361 -1.1
-12 h 349 -2.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 6 -/ -
-2 h -2 -/ -
-4 h -2 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h -3 -/ -
-10 h -7 -/ -
-12 h -6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
5/ 8 0.5 1x10^3
5/ 7 0.4 8x10^2
5/ 6 0.5 1x10^3
5/ 5 0.6 9x10^2
5/ 4 0.5 6x10^3

静か 激しい 非常に


















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X線5分1分 (GOES)
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AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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STEREO (STEREO)
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太陽風 7日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2019/ 5/ 3 08:56 高速太陽風の速度は下がり始めています。
2019/ 5/ 4 09:25 太陽の東端から黒点が現れました。この向こう側にかけて、活動的な領域が広がっています。
2019/ 5/ 5 13:00 新しく現れた2740黒点群でフレアの活動が続いています。
2019/ 5/ 6 13:41 2740黒点群で小さい活動が続いています。太陽風はやや低速です。
2019/ 5/ 7 14:02 C9.9など小規模フレアの発生が続いています。
最新のニュース

2019/ 5/ 8 12:30 更新
2740黒点群の活動は続いています。太陽風は低速です。

担当 篠原

2740黒点群に続いて現れた2741黒点群も、
次第によく見える様になってきました。

昨日から今日にかけてのSDO衛星AIA193の動画を掲載します。
右側の2740黒点群の方がより活発に活動を起こしています。
7日21時(世界時7日12時)のC1.4の小規模フレアでは、
周囲のガスを吹き飛ばす様子も見えています。
この爆発では、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。

また、左側の2741黒点群でも、
動画の最後の頃に爆発が起きています。
X線グラフでは、Bクラスの弱い高まりとして観測されています。

引き続き、これらの黒点群の活動に注目して下さい。


太陽風は、370km/秒から340km/秒へ下がり、
さらに低速になっています。
磁場強度も、3nTとやや弱くなっています。

磁場の南北成分は、南寄りになる時間帯があり、
この頃、AE指数は小規模の変化が発生しています。
その後、磁場の南北成分は0nT付近で小さくなっていて、
磁気圏も静かになっています。

SDO衛星AIA193では、
太陽の中央部にコロナホールは見られません。
今後、CMEによる乱れが到来する可能性がありますが、
それがなければ、太陽風は穏やかな状態が続きそうです。



2740(右)、2741(左)黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


2つの黒点群の活動の様子。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。