宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:19)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/17 --- ---
12/16 --- ---
12/15 --- ---

黒点 12/17 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:15 333 +5.4
-2 h 330 +2.4
-4 h 332 +3.9
-6 h 330 +4.2
-8 h 324 +1.0
-10 h 317 -2.3
-12 h 311 -1.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 15 -/ -
-2 h 19 -/ -
-4 h 11 -/ -
-6 h -2 -/ -
-8 h 2 -/ -
-10 h 2 -/ -
-12 h 6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^2
12/17 0.4 1x10^3
12/16 0.6 1x10^3
12/15 0.4 2x10^3
12/14 0.5 2x10^3
12/13 0.4 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
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太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2018/12/12 12:41 高速太陽風は終わりに近付いています。昨日の黒点は見えなくなっています。
2018/12/13 13:13 太陽風は平均的な速度にもどり、磁気圏も穏やかです。
2018/12/14 12:31 太陽風はやや低速になっています。太陽に小さい黒点ができている様です。
2018/12/15 14:59 太陽風は低速になっています。2731黒点群が見えています。
2018/12/16 14:31 太陽の南半球に新しい活動周期の磁場の並びが発生しています。
最新のニュース

2018/12/17 14:19 更新
太陽風は低速の状態が続いています。イエローナイフの流星とオーロラをどうぞ。

担当 篠原

高坂雄一さんより、カナダ・イエローナイフで撮影された
ふたご座流星群の様子と、オーロラの写真をいただきました。

初めの2枚は、ふたご座流星群の流星です。
1枚目はおうし座に沿って流れています。
ちょうどおうし座を通過中のウィルタネン彗星が、
流星の中ほどのすぐ上にぼんやりと見えています。
撮影時刻はメールに書かれていなかったのですが、
彗星の位置から考えると現地14日の早朝(世界時14日昼頃)の様です。

2枚目は、オーロラの淡い帯を背景に、
右に明るい流星、左に暗い流星と2個写っています。
明るい流星の左下には、下方通過中のこと座が見えています。

高坂さんによると、流星は200個ほど見られたそうで、
明るく輝く大火球も3つ見えたそうです。

また、3〜4枚目は、現地16日1時半(世界時16日8時半)に、
1分ほど現れたオーロラのプチ爆発とのことです。
太陽風の速度は300km/秒と遅く、
南北磁場も0nT付近と条件はかなり厳しかった様ですが、
こんな活動が見られたとのことです。

ふたご座流星群は、高坂さんの撮影と同じ頃(日本時間14日夜)に、
私も学校の屋上で天文同好会の学生たちと観望していました。
200個には遙か遠く及びませんが、きれいな流星たちを眺めることができました。
きれいな写真をどうもありがとうございます。



太陽の南半球で昨日見られた第25期の性質を持つ磁場の並びは、
今日も見えています(5枚目の図)。
可視光写真では黒点は見えていません。
この領域は、このまま消えていきそうです。

2731黒点群も見えなくなっていて、太陽は無黒点です。


太陽風は、磁場強度が7nTに少し高まり、
速度は低速ですが、300km/秒から330km/秒に少し上がっています。
27日周期の図の前周期の変化が回帰している様です。
前周期の速度は400km/秒まで高まっていますが、
今回はどうなるでしょうか。

太陽風磁場の南北成分は、グラフの前半は弱い南寄りで、
後半は北向きになっています。
AE指数も、16日は小さい変化が見えていますが、
17日に入ると変化がなくなっています。

AE指数の図の16日8時半の小さい高まりは、
高坂さんがオーロラを撮影した頃の変化です。



イエローナイフで撮影されたふたご座流星群の流星とウィルタネン彗星。
(c) 高坂雄一氏


イエローナイフで撮影されたふたご座流星群の流星とオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


イエローナイフで、現地16日1時半(世界時16日8時半)に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


イエローナイフで、現地16日1時半(世界時16日8時半)に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


太陽の南半球に新しい第25活動周期の磁場の並びが見えています。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。