宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:57)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 7 --- ---
11/ 6 --- ---
11/ 5 --- ---

黒点 11/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:41 424 -1.8
-2 h 436 -1.9
-4 h 436 -0.5
-6 h 426 -1.1
-8 h 427 +1.4
-10 h 437 +1.1
-12 h 454 +0.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
-:- - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^3
11/ 7 0.5 8x10^3
11/ 6 0.4 3x10^3
11/ 5 0.4 3x10^2
11/ 4 0.5 2x10^1
11/ 3 0.5 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2018/11/ 2 13:26 低速の太陽風が続いています。10月の黒点数は 4.9 でした。
2018/11/ 3 12:31 低速の太陽風が続いています。この後、コロナホールの影響が始まりそうです。
2018/11/ 4 12:11 太陽風は低速の状態で、コロナホールの影響はまだ始まっていません。
2018/11/ 5 13:52 コロナホールによる高速太陽風が始まりました。磁気圏の活動も高まっています。
2018/11/ 6 12:48 520km/秒の高速太陽風が続いています。
最新のニュース

2018/11/ 7 12:57 更新
高速太陽風は終わり、平均的な状態に戻っています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

ニュージーランドの米戸 実さんより、
南島クィーンズタウンで5日夜に撮影されたオーロラの写真をいただきました。
太陽風の速度は550km/秒くらいに高まり、
磁場の南北成分は -7nTの南向きが続いていた頃です。

1枚目の写真は、5日22時46分(世界時5日9時46分)の撮影、
3枚目は、5日22時48分(世界時5日9時48分)、
4枚目は、5日23時7分(世界時5日10時7分)です。
2枚目と5枚目は、米戸さんによる背景の星空の説明図です。

赤外線フィルターを外した改造カメラにより、素晴らしい発色になっています。
肉眼では真っ白にしか見えないのが、これだけの色合いで写るそうです。
現在は、22時40分頃に天文薄明が終わるそうで、
その頃から南南西の空に明るい領域が広がり、光柱も数本見えていたそうです。
そして、23時を過ぎる頃から光柱が高く伸び始めて、
遠くで野球のナイターゲームが行われいてるかの様だったそうです。
その頃の撮影である4枚目は、天の川に露出を合わせたため、
オーロラの色は一部飛んでしまったそうです。

天文用に改造されているカメラなので、赤い星雲もきれいに写っています。
米戸さんによる解説図と見比べながら、オーロラの姿をご覧下さい。
太陽風が強まって、磁場が南向きに振れた最高のタイミングでの撮影です。
素晴らしい光景が広がっています。
どうもありがとうございます。



太陽風の速度は、昨日のニュースの直後に500km/秒を割り、
今日に入る頃には450km/秒も割って、
高速の状態は終わっています。
現在は、430km/秒と平均的な速さに戻っています。

今回の高速風は、2日程で終わってしまいました。
27日周期の図を見ると、前周期は5日ほど続いていたのですが、
今回は、前回よりも遅れて始まって、早く終わってしまいました。

3nTにやや下がっていた太陽風の磁場強度は、
5nTへ少し上がり、こちらも平均的な状態になっています。
南北成分は、弱く南に振れたり、北に振れたりしています。

南向きになった頃に、磁気圏の活動が高まっている様ですが、
速度が下がってきたこともあり、
弱い変化に留まっているのではないでしょうか。

高速太陽風は通り過ぎましたが、
SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
次のコロナホールが太陽の中心線に達しています。
3日後の10日頃に変化が始まりそうです。


太陽は無黒点です。
SDO衛星AIA193の東端(左端)に、明るく光る領域が見えています。
久しぶりに黒点が現れるでしょうか。



ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地5日22時46分(世界時5日9時46分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


1枚目の写真の背景の説明。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地5日22時48分(世界時5日9時48分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地5日23時7分(世界時5日10時7分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


4枚目の写真の背景の説明。
(c) 米戸 実氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。