宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:14)
昨日、C4.2の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/18 --- ---
10/17 08:50 C4.2
10/16 --- ---

黒点 10/18 (NOAA)
磁場 フレア
2600 1 α ---
2602 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:06 677 -1.9
-2 h 689 +0.9
-4 h 704 +1.8
-6 h 710 +0.2
-8 h 732 -2.1
-10 h 715 -0.4
-12 h 713 +0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 0 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^4
10/18 0.4 7x10^4
10/17 0.4 2x10^4
10/16 0.4 9x10^3
10/15 0.4 5x10^3
10/14 0.6 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/10/13 12:23 太陽風の弱い乱れが到来しました。磁気圏は静穏です。
2016/10/14 13:11 太陽風磁場が強まって南向きに振れ、磁気圏の活動が激しくなりました。
2016/10/15 11:12 太陽風の磁場強度は下がり、CMEによる乱れは終わっています。
2016/10/16 14:17 太陽風は500km/秒の高速風になっています。磁気圏もやや活動的です。
2016/10/17 13:50 太陽風の速度は700km/秒台に高まっています。C4のフレアが発生しました。
最新のニュース

2016/10/18 12:14 更新
太陽風は670km/秒と高速の状態が続いています。

担当 篠原

太陽風の速度は、今朝まで700km/秒台を保ち、
その後少し下がりましたが、
現在も670km/秒と高速の状態が続いています。
磁場強度は、5nTから4nTへ少し下がっています。

磁場の南北成分は、
0nTを挟んで、南北に細かく変化しています。
このため、磁気圏の活動も高まった状態が続き、
オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、
500nT前後の中規模の活動が連続的に発生しています。

まだ満月を過ぎたばかりで、夜空は明るいようですが、
極域では活発なオーロラの活動を
見ることができたのではないでしょうか。


一方、太陽風の磁場強度と速度が少し下がったことから、
高速風の領域は後半に入ったようです。

27日周期の図で、前周期の太陽風のグラフを見ると、
ちょうど27日前の9月21日に速度が下がり始めています。
今回の高速風は、始まりは2日ほど早くなりましたが、
終わりは前回と似た様な推移をするのかもしれません。


太陽は、2599黒点群が完全に見えなくなった後、
X線グラフの変化はほとんどなくなり、
とても穏やかになっています。


放射線帯の高エネルギー電子は、
GOES15(青線)に続いて、
GOES13(赤線)も10,000を超えています。
明日にかけて、更に高まるでしょうか。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。