宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:21)
昨日、C8.9の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/10 --- ---
8/ 9 17:47 C2.5
09:33 C8.9
05:13 C1.7
8/ 8 19:25 C5.6
18:04 C3.1
17:35 C2.8
16:22 C1.6
11:35 C3.3
07:14 C5.6
06:37 C2.0
00:03 C8.5

黒点  8/10 (NOAA)
磁場 フレア
2571 8 βγ C6
2574 6 β C9
2575 2 β ---
2576 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:37 601 -0.9
-2 h 600 -0.8
-4 h 583 +2.0
-6 h 601 +0.3
-8 h 603 -1.0
-10 h - -
-12 h - -

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 0 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 5x10^3
8/10 0.3 1x10^4
8/ 9 0.4 2x10^4
8/ 8 0.4 3x10^4
8/ 7 0.3 4x10^4
8/ 6 0.4 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 8/ 5 13:07 小型の彗星が太陽に近づいて、消えたようです。高速の太陽風が続いています。
2016/ 8/ 6 12:20 太陽風は650km/秒の高速風になっています。磁気圏も活動的です。
2016/ 8/ 7 10:41 高速太陽風が続き、磁気圏も活動的です。
2016/ 8/ 8 13:05 太陽でM1.3の中規模フレアが発生しました。
2016/ 8/ 9 15:13 太陽の東端に黒点群が4つ現れています。高速の太陽風は続いています。
最新のニュース

2016/ 8/10 12:21 更新
太陽風の速度は、600km/秒に上がっています。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨日の夕方にもう一段上昇して、
9日18時(世界時9日9時)に、600km/秒に達しています。
その後も安定して、現在まで600km/秒の高い速度を保っています。

太陽風の磁場強度は、7nTから5nTへ少し下がっています。
速度の上昇は落ち着いたようです。

27日周期の図の前周期に見られた、太陽風速度の高まりが、
今回も回帰してきたようです。
一方、8月3日から続いてきた高速風の領域も、
残り3〜4日程度かもしれません。


太陽は、昨日のC8.9以降は、
C2.5の小規模フレアと、Bクラスの変化が起きている程度で、
比較的落ち着いています。

東端の黒点群たちは、太陽の中心に向かって進んでいますが、
NOAAの黒点群リストの中身に変化があり、
2573群がなくなって、その付近に2574群が置かれています。


放射線帯の高エネルギー電子は、減少の傾向が続き、
GOES15(青線)も、10,000に達したかどうかという程度です。

今回の太陽風速度の高まりで、
この後どのように変化するでしょうか。



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。