宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:46)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/11 --- ---
6/10 --- ---
6/ 9 21:27 C1.5

黒点  6/11 (NOAA)
磁場 フレア
2552 7 βδ C1
2553 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:37 428 -1.2
-2 h 438 +5.5
-4 h 415 -4.8
-6 h 402 +4.0
-8 h 366 -4.1
-10 h 358 -2.8
-12 h 356 -0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -6 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h -12 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -6 -/ -
-12 h -7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^2
6/11 0.3 4x10^3
6/10 0.4 4x10^3
6/ 9 0.4 3x10^3
6/ 8 0.4 4x10^3
6/ 7 0.3 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 6/ 6 12:07 600km/秒に達する高速太陽風が到来し、磁気圏の活動も強まっています。
2016/ 6/ 7 11:38 高速太陽風は続いていますが、速度は下がり始めています。太陽は無黒点です。
2016/ 6/ 8 16:19 太陽に5日ぶりに黒点が現れています。高速の太陽風は終わりつつあります。
2016/ 6/ 9 12:26 太陽風は平均的な速度に戻りました。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2016/ 6/10 13:47 10日ぶりにC1のフレアが発生しました。太陽風は低速になっています。
最新のニュース

2016/ 6/11 12:46 更新
太陽風磁場が強まり、磁気圏の活動をやや高めています。

担当 篠原

昨夜、10日21時(世界時10日12時)頃から、
太陽風磁場が強まり始め、
11日5時(世界時10日20時)に、15nTまで高まりました。
27日周期の図を見ると、
同じ頃にセクターの切り替わりも発生しています。
前周期の5月14日に見られた変化と
同様の太陽風の乱れがやって来たようです。

磁場が強まると、太陽風の速度も少し上がり、
昨日までは、350km/秒の低速状態でしたが、
現在は430km/秒と平均的な速度に戻っています。
一方、磁場強度はピークを過ぎ、現在は7nTに下がっています。

前周期は、この後更に太陽風の速度が上がり、
500km/秒台の高速風になりました。
今回はどのように推移するでしょうか。


太陽風磁場の南北成分は、変化がやや大きくなり、
-10nTに達する強い南向きも発生しました。
このため、磁気圏の活動も強められ、
AE指数は500nTの中規模の変化が起きるようになっています。

AE指数のグラフの最後の高まりの頃にあたる、
世界時11日0時頃の南極・昭和基地のオーロラの動画を掲載します。


SDO衛星AIA193の太陽写真では、
北半球の東側に大きくコロナホールが広がっています。
前周期よりも広がりが増しているようで、
地球へやって来る太陽風への影響もより大きくなるかもしれません。


太陽は、東端の黒点に2553群と番号が付きました。
X線グラフは、小さい変化が起きている程度です。



南極の昭和基地で、世界時11日0時頃に撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。