宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:59)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/22 --- ---
2/21 --- ---
2/20 07:46 C2.7

黒点  2/22 (NOAA)
磁場 フレア
2501 4 β ---
2504 3 β ---
2505 10 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:45 341 -0.0
-2 h 340 +1.2
-4 h 347 +1.2
-6 h 340 -0.9
-8 h 342 +0.8
-10 h 337 -1.0
-12 h 339 -0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -7 -/ -
-2 h -7 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^4
2/22 0.3 2x10^4
2/21 0.4 3x10^4
2/20 0.3 7x10^4
2/19 0.3 4x10^4
2/18 0.3 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 2/17 13:22 高速太陽風が到来し、600km/秒に高まっています。フェアバンクスのオーロラをどうぞ。
2016/ 2/18 12:18 高速太陽風が続き、オーロラの活動も活発です。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2016/ 2/19 12:35 太陽風は高速の状態が続き、磁気圏の活動も高まっています。
2016/ 2/20 13:25 500km/秒台の高速太陽風が続いています。磁気圏の活動は弱まりかけています。
2016/ 2/21 11:52 太陽風の速度は下がり、磁気圏も穏やかになっています。
最新のニュース

2016/ 2/22 11:59 更新
太陽の裏側でCMEが発生しています。太陽風は低速です。

担当 篠原

昨夜、21日21時(世界時21日12時)頃にCMEが発生しました。
1枚目に掲載した、SOHO衛星のLASCO C3の動画では、
太陽の右寄りを中心に、
太陽全体を広く囲むようにガスが広がっています。

地球側で発生したCMEであれば、
影響がやって来るのは間違いなしという見え方ですが、
SDO衛星の画像には、対応する現象はありません。

そこで、太陽の向こう側の少し左から観測している
STEREO Ahead衛星の画像を調べると、
EUVI195の動画で分かるように、
太陽の裏側でフレアが発生していました。

同じSTEREO Ahead衛星のコロナグラフ、COR2を見ると、
フレアと同様に、CMEも太陽の左に向かって発生しています。

活発な状態で太陽の西側に沈んで行った
2497黒点群で発生したで現象のようです。
地球からは裏側にあたるので、影響はありません。

複数の人工衛星で、太陽を離れた場所から観測していると、
このように、現象をより詳しく見ることができます。


地球側の太陽面では、目立った現象はなく、
X線グラフは小さい変化があるだけです。

昨日、黒点の成長に注目した2503黒点群も、
その後の変化は特にありません。


太陽風は、途中にエラーデータが混じっているため、
速度のグラフが見にくくなっていますが、
340km/秒と低速の状態が続いています。

磁場強度は、4nTから6nTへ少し上がっていますが、
まだ目立つほどの変化ではありません。
これから、コロナホールによる高速風がやって来るかもしれませんが、
それに先だって、磁場強度も強まって行く可能性があります。

磁場の南北成分は、0nTを挟んで、南北に小さく変化しています。
速度が下がっていることもあり、磁気圏は基本的には穏やかですが、
AE指数では、小規模の活動も起きています。


SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
北半球のコロナホールは西に進み、
影響が始まってもよい頃です。
緯度が少し高めなので、影響がどの程度見られるのか、
変化の大きさにも注目して下さい。


放射線帯の高エネルギー電子は、
GOES13、15の両衛星で、10,000に達する状態が続いています。
太陽風が穏やかだと、減少はゆっくり進みます。



太陽の右側を中心に大きく広がるように噴出するCME。SOHO衛星LASCO C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の反対側で発生したフレア。STEREO Ahead衛星EUVI195。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星から観測したCMEの様子。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。