宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:32)
昨日、C4.2の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/10 --- ---
8/ 9 16:22 C4.2
8/ 8 18:00 C1.6
07:36 C1.7
04:34 C5.4
03:38 C3.4
03:12 C2.0
01:31 C1.9

黒点  8/10 (NOAA)
磁場 フレア
2393 1 α ---
2394 2 β C2
2396 43 β C5
2398 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 549 -1.3
-2 h 533 -0.1
-4 h 530 -1.6
-6 h 525 +3.0
-8 h 512 +2.3
-10 h 522 -2.3
-12 h 504 -0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -15 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -19 -/ -
-10 h -17 -/ -
-12 h -16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^3
8/10 0.3 6x10^3
8/ 9 0.4 4x10^3
8/ 8 0.4 5x10^3
8/ 7 0.3 2x10^3
8/ 6 0.3 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 8/ 5 11:48 太陽風は平均的な速さに戻りました。太陽は穏やかです。
2015/ 8/ 6 13:26 太陽風は穏やかですが、磁場が少し強まっています。
2015/ 8/ 7 13:57 C4.8の小規模フレアが起きました。太陽風は500km/秒台の高速風になりました。
2015/ 8/ 8 08:50 2396黒点群でCクラスのフレアが増えています。高速の太陽風が続いています。
2015/ 8/ 9 13:28 2396群は静かになっています。太陽風はやや高速です。
最新のニュース

2015/ 8/10 12:32 更新
フレアの発生は減っています。太陽風は550km/秒と高速状態です。

担当 篠原

2396黒点群は、大きな姿を保っています。
SDO衛星による拡大写真を掲載します。

一方、フレアの発生は、
昨夕、9日16時半(世界時9日7時半)のC4.2程度で、
SDO衛星の動画を見ても、活動は弱まっている印象です。

2396群は次第に西の端に近づいて行きますが、
今後はどう変化するでしょうか。

また、太陽の北西の端(右上)で、小さいフレアが発生し、
CME(太陽ガスの放出現象)も噴出しています。
SDO衛星AIA193と、SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
太陽面の近くからガスが飛び出していく様子が見えています。
CMEも小規模ですが、勢いよく噴出しています。

横に向かっているので、地球への影響はありません。


太陽風は、500km/秒から550km/秒へ速度が上昇しています。
27日周期の図の前周期の変化では、
太陽風の速度は一旦下がっていましたが、
今回は下がることなく、高速風が続いています。
太陽風の様子も、変化しているようです。

前周期は7月17日まで高速状態が続きましたが、
今回はどこで終わるでしょうか。
注目して下さい。

太陽風の磁場強度は、5nTと平均的な値で安定しています。
南北成分は、小さい振れ方ですが南北に向いています。

磁気圏でも小規模の活動が続いている様で、
AE指数のグラフは、細かい変化が連続的に見えています。

昭和基地の全天カメラは、9日から10日にかけて、
曇り空のため空全体がぼんやりと光るだけですが、
オーロラの活動を捉えています。



2396黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の北西の端で発生したフレア。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の北西に向かって噴出するCME。SOHO衛星LASCO C2、C3.
(c) SOHO (ESA & NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。