宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:32)
一昨日、M1.5の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 5 --- ---
7/ 4 --- ---
7/ 3 21:47 M1.5
20:14 C1.7
17:56 C3.4
14:48 C2.0
11:52 C5.6
00:08 C3.7

黒点  7/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
2373 8 β C1
2375 1 α ---
2376 7 β C4
2377 1 α ---
2378 4 β M2
2379 5 β ---
2380 1 α ---
2381 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:26 448 +2.6
-2 h 508 +1.6
-4 h 549 -3.8
-6 h 477 +1.5
-8 h 403 -2.9
-10 h 380 +1.6
-12 h 369 +11.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -34 -/ -
-2 h -35 -/ -
-4 h -31 -/ -
-6 h -2 -/ -
-8 h 8 -/ -
-10 h 10 -/ -
-12 h -3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^2
7/ 5 0.4 3x10^3
7/ 4 0.6 1x10^4
7/ 3 1.1 1x10^4
7/ 2 5.2 1x10^4
7/ 1 0.9 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 6/30 12:36 太陽風の速度は400km/秒を割って、やや低速です。磁気圏も穏やかです。
2015/ 7/ 1 11:38 太陽風はやや低速です。太陽も穏やかです。
2015/ 7/ 2 13:32 太陽風は平均的な速さです。磁気圏は穏やかです。
2015/ 7/ 3 12:41 太陽風は低速になり、磁気圏は穏やかです。太陽でC5の小規模フレアが起きています。
2015/ 7/ 4 14:38 太陽風は更に低速になっています。M1.5のフレアが発生しました。
最新のニュース

2015/ 7/ 5 10:32 更新
高速の太陽風が到来して、速度は600km/秒近くまで高まりました。

担当 篠原

コロナホールによる太陽風の乱れが到来して、
磁気圏の活動を活発にしています。

昨夜から太陽風の磁場強度が強まって、
10〜20nTに達するようになりました。
速度も、初めはゆっくりと上がっていましたが、
5日2時(世界時5日17時)に、
400km/秒を越えた頃から上昇が早まり、
5日5時(世界時5日20時)には、
550〜600km/秒の高速状態に達しました。

しかし、速度はすぐに下がり始めて、
5時間ほど経った現在は、
450km/秒とやや高速程度に戻っています。

磁場の南北成分は、+10nTから -10nTにかけて、
大きい幅で変化しています。
このため、磁気圏の活動も高まっていて、
AE指数は、1400nTに達する大きな変化も発生しています。

現在は、速度、磁場強度ともに少し下がっているので、
磁気圏の変動も規模は弱まりそうです。


27日周期の図によると、
前周期と比べて高速風の到来は半日ほど早まっています。
前周期は、600km/秒台に達する高速状態が、3日程度続きましたが、
今回はどうなるでしょうか。
再び速度が高まるのか、今回はこの程度で推移するのか。
磁場強度は10nTに強まったままなので、
引き続き今後の変化に注目して下さい。


太陽は、昨日のニュース以降目立った活動はなく、
X線のグラフも急に静かになっています。

黒点は、あちこちににぎやかに見えているのですが、
活動が落ち着いたのか、一休みなのか、
この後どうなるでしょうか。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。