宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:28)
昨日、C9.2の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 5 --- ---
5/ 4 20:55 C9.2
17:57 C2.6
05:16 C1.8
01:03 C1.7
5/ 3 18:22 C1.8
14:31 C5.3
13:30 C2.0
12:41 C2.6
05:14 C2.1

黒点  5/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
2047 20 βγ C2
2049 17 β C2
2050 2 α ---
2051 11 βγδ C9
2052 9 β C2
2053 2 β C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:17 357 -0.8
-2 h 361 +1.8
-4 h 357 +1.0
-6 h 357 +0.4
-8 h 365 +1.1
-10 h 373 -1.8
-12 h 357 -2.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -11 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -20 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 4x10^0
5/ 5 0.2 7x10^0
5/ 4 0.3 2x10^2
5/ 3 0.3 1x10^2
5/ 2 0.3 6x10^1
5/ 1 0.3 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2014/ 4/30 13:17 太陽風磁場が強まり、南向きに振れて磁気圏の活動も高まっています。
2014/ 5/ 1 12:57 太陽風磁場の強い南向きは、夜半まで続きました。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2014/ 5/ 2 10:21 太陽風の磁場の強まりは終わりました。4月の黒点数は85でした。
2014/ 5/ 3 12:54 太陽でCクラスのフレアが増えています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2014/ 5/ 4 12:26 太陽風磁場が南向きに振れ続け、磁気圏の活動が高まっています。
最新のニュース

2014/ 5/ 5 09:28 更新
太陽風磁場の南向きは終わり、磁気圏は穏やかになっています。

担当 篠原

昨日のニュースを書いていた頃の世界時4日3時頃に、
南極の昭和基地で、夜明けを迎える空とオーロラの様子が
とてもきれいに撮影されていました。
1時間ほどの様子を動画で紹介します。

写真を上から下へ横切る白い光の帯は天の川です。
30秒間隔の写真なので、
オーロラの動きは荒くなっていますが、
空全体の星が時計回りに動いている様子が分かります。
薄明が始まって、オーロラがその光の中に隠れていきます。



活発なオーロラの活動を引き起こしていた
太陽風磁場の-5nT程度の南向きは、
4日16時(世界時4日7時)頃に終わりました。
10nT近くに強まっていた磁場強度も
5nTを割るくらいに下がり、
太陽風磁場の変動は一先ず終わりました。

速度にはほとんど変化はなく、
360km/秒と低速の状態が続いています。

ただし、ACEデータの最後のところでは、
磁場強度は再び7nTへ少し上がっています。
更に高まるのか、5nT前後で推移していくのか、
この後の変化に注目して下さい。


磁気圏の活動も、太陽風磁場の南向きの終わりに合わせて、
AE指数の前半までで大きな変動は終わっています。
後半は小さな変化が見られる程度で、
磁気圏は穏やかになっています。


太陽では、西の端に近づいた2051黒点群で、
昨夜、4日21時(世界時4日12時)にC9.2と
Mクラスに近い規模の小規模フレアが発生しました。
その他にも、2051群や北東の2053群で
C1〜2の小さいフレアが6回ほど起きています。

東の端からは新しい黒点群が南北に顔を出しています。
これらはどの程度の活動度なのか注目して下さい。




南極の昭和基地、世界時4日3時の夜明けを迎える頃のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。