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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/12/16 12:20 高速の太陽風は終わりに近づいています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
2013/12/17 14:02 太陽風は平均的な速度に戻りました。太陽はCクラスのフレアが起きています。
2013/12/18 12:30 太陽風は穏やかで、磁気圏も静穏です。太陽も概ね穏やかです。
2013/12/19 13:18 太陽風は低速で安定しています。小規模の磁気圏活動は起きている様です。
2013/12/20 12:58 太陽風磁場が南向きに振れて、オーロラの活動が高まっています。M3.5のフレアが発生しました。
最新のニュース

2013/12/21 09:00 更新
太陽のフレア活動がやや活発になっています。太陽風は穏やかです。

担当 篠原

太陽で、フレアの発生が増えています。

昨夜、20日20時(世界時20日11時)に、
東端の1934黒点群でM1.6の中規模フレアが発生しました。
その後、21日に入った頃から、
西側で発達が目立っていた1928群の活動度が上がり、
C3.2、C8.5、C5.4、C2.3など、
大小の小規模フレアを次々と起こしています。

これらの活動の様子を、GOES衛星のX線カメラで紹介します。
初めに左端で大きいフレアが発生し、
その後、中央の右寄りで、
瞬く様に小さい爆発が連続します。

X線グラフは変化が目立つ様になっていて、
今後のフレアの発生に注目して下さい。


太陽風は、速度は370km/秒とやや低速の状態で安定しています。
磁場強度も、5nTと平均的な値で安定しています。
太陽風は、穏やかな状態です。

磁気圏への影響度を決める太陽風磁場の南北成分は、
グラフの前半では0nT付近で変化していますが、
後半から南寄りに振れています。

このため、AE指数では、
グラフの後半から小規模のオーロラ活動が
見られる様になっています。
太陽風の変化が小さいため、
磁気圏の変化も300〜400nTと小規模に留まっています。


SDO衛星AIA193では、
北半球の高緯度に広がるコロナホールが、
太陽の中心線に達しつつあります。
緯度が高めなので、地球への影響は及びにくいと思いますが、
3〜4日後くらいの太陽風に変化が起きるかもしれません。




GOES衛星X線カメラによる、太陽のフレア活動。
(c) NOAA/SWPC、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。