宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:12)
今日、C1.8の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 4 02:23 C1.8
6/ 3 16:03 C9.5
6/ 2 13:52 C1.8

黒点  6/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
1757 1 α ---
1760 1 α ---
1761 3 β ---
1762 19 βγδ M1
1763 5 β ---
1764 10 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:07 619 -0.8
-2 h 633 -1.5
-4 h 636 -1.2
-6 h 640 -0.4
-8 h 627 -1.7
-10 h 631 +0.1
-12 h 646 +1.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 0 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 6x10^3
6/ 4 0.3 1x10^4
6/ 3 0.4 5x10^3
6/ 2 0.3 1x10^3
6/ 1 0.3 3x10^4
5/31 0.4 3x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 5/30 11:32 高速の太陽風は終わり、速度は430km/秒に下がっています。
2013/ 5/31 11:31 太陽風は350km/秒の低速風です。明日くらいから高速風が到来する可能性があります。
2013/ 6/ 1 13:04 太陽風の乱れが到来して、磁場が大きく南に振れています。磁気圏活動も強まっています。
2013/ 6/ 2 12:11 太陽風の速度は700km/秒へ上昇しています。磁気圏の活動は弱まっています。
2013/ 6/ 3 09:50 700km/秒台の高い速度の太陽風が続いています。磁気圏も中規模の活動が続いています。
最新のニュース

2013/ 6/ 4 12:12 更新
600km/秒台の高速太陽風が続いています。太陽ではC9.5のフレアが発生しています。

担当 篠原

太陽風は、昨日の700km/秒と比べると一段下がっていますが、
620km/秒と現在もかなり高い速度が続いています。
磁場強度は、3nTと弱まったままで安定していて、
高速風領域としては、ピークを過ぎて後半に入っていると思われます。

磁気圏では、小中規模のオーロラ活動が続いています。
AE指数のグラフは、前半では一旦落ち着いたのですが、
後半は再び500nT程度の活動が続くようになっています。
ACEのデータを見ると、磁場の南北成分(赤線)が、
図の後半から南側により振れるようになっています。
この影響でしょう。


このオーロラ活動の強まりとは1日ずれてしまいますが、
南極・昭和基地の全天カメラの写真が公開されていましたので、
世界時3日1〜5時のオーロラの様子を動画で紹介します。

特に激しい変化ということではないのですが、
今回はたっぷりと長時間の動画を作ってみました。
(長時間にしたので、残念ですが写真のサイズを縮めています)
動画終盤の夜明けに近づく頃の空の変化がとてもきれいです。


高速太陽風は、これから更に速度を下げて行くでしょう。
2日くらい残るのか、3〜4日になるのか、下がって行く様子も注目して下さい。


放射線帯の高エネルギー電子は、もう一段高まりましたが、
GOES15の赤線がぎりぎりで10,000に達したくらいで、
特に大きな変化にはなりませんでした。
今回の増加はこのくらいまでの様です。


太陽では、昨夕、3日16時(世界時3日7時)に、
南半球の1762黒点群でC9.5とMクラスに近い小規模フレアが発生しました。
X線のグラフの続く2つの山も、1672群のフレアです。

SDO衛星による拡大写真を掲載します。
1762黒点群は、磁場の構造がβγδと複雑さを増しています。
今後、もう一段大きいフレアを起こすかもしれません。




南極の昭和基地で、全天カメラにより撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星の可視光写真による、南半球の1762黒点群の拡大写真。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。