宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:05)
昨日、C1.7の小規模フレアが発生しています。
太陽風が非常に高速です。
磁気嵐が非常に発達しています。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/28 --- ---
5/27 05:58 C1.7
5/26 18:41 C3.8

黒点  5/28 (NOAA)
磁場 フレア
1755 16 β C2
1756 17 β C4
1757 1 α ---
1758 1 α ---
1759 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 776 +0.8
-2 h 738 -0.9
-4 h 705 +0.2
-6 h 730 -0.3
-8 h 739 +0.4
-10 h 741 -4.3
-12 h 703 +1.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -128 -/ -
-2 h -84 -/ -
-4 h -95 -/ -
-6 h -109 -/ -
-8 h -135 -/ -
-10 h -99 -/ -
-12 h -121 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^4
5/28 0.4 6x10^4
5/27 0.7 2x10^4
5/26 6.9 2x10^3
5/25 48.7 2x10^3
5/24 828.0 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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沖縄磁場変動 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 5/23 11:32 太陽の西の端でM5.0の中規模フレアが発生しました。CMEの噴出も発生しています。
2013/ 5/24 13:38 太陽南東の1756黒点群が大きくなっています。今夜以降に太陽風の乱れが到来する可能性があります。
2013/ 5/25 10:25 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。太陽風の速度は500km/秒台に上がっています。
2013/ 5/26 12:07 太陽風の速度が700km/秒台に高まっています。磁気圏の活動も激しくなっています。
2013/ 5/27 11:50 太陽風は650km/秒の高速風が続いています。太陽は比較的穏やかです。
最新のニュース

2013/ 5/28 13:05 更新
太陽風の速度は800km/秒近くまで上昇しています。磁気圏も活動的です。

担当 篠原

昨日、高速の太陽風は既にピークを迎えたと思っていたのですが、
昨日の夕方頃に、再び700km/秒台へ高まりました。
今朝には更に上昇して、780〜800km/秒にまで速度が上がっています。

27日周期の図を見ると、
前周期の太陽風のグラフとはかなり様子が変わっています。

太陽風の磁場強度は、昨日以降5〜6nTと平均的な値で安定していましたが、
先程から、3nT近くへ一段下がっています。
今度こそ、高速風のピークを迎えたのかもしれません。

太陽風磁場の南北成分は、-4nTくらいの振幅で南向きによく振れています。
高速風と重なって、磁気圏の活動が強まっています。
AE指数は、700nTから1000nTに達する変動が頻繁に発生しています。

こうなると昭和基地の全天カメラが楽しみなのですが、
残念ながらずっと曇り空で、
満月に近いため空は真っ白に写っているだけです。


太陽風の高まりを受けて、
放射線帯の高エネルギー電子は更に増加しています。
今日は50,000くらいに達しています。

簡単にデータを見ただけですが、50,000に達したのは、
GOES15のデータが表示される様になった2011年3月以降では、
初めてかもしれません。
(高エネルギー電子が過去最高という意味ではありません)


太陽は、昨日のニュース以降Cクラスに達する変化はなく、
活動は静かです。
黒点もずいぶん少なくなってきました。

SDO衛星AIA193では、
コロナホールが太陽の東側に四角く見えています。
現在も高速の太陽風が続いていますが、
5日後くらいからは、こちらからの高速風が地球に到来するかもしれません。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。