宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:46)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/17 --- ---
2/16 --- ---
2/15 --- ---

黒点  2/17 (NOAA)
磁場 フレア
1671 3 β ---
1672 1 α ---
1673 11 β ---
1675 9 β ---
1676 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:36 363 -4.0
-2 h 370 +4.0
-4 h 382 +4.3
-6 h 385 +6.6
-8 h 384 +4.0
-10 h 387 -0.0
-12 h 400 -8.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -1 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h -1 -/ -
-6 h -4 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h 10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^1
2/17 0.3 4x10^2
2/16 0.3 3x10^2
2/15 0.3 2x10^2
2/14 0.4 4x10^1
2/13 0.3 4x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 2/12 12:52 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。太陽も小さなフレアが起きた程度です。
2013/ 2/13 11:39 太陽の南西でフィラメント噴出が発生しました。太陽風磁場が南向きに振れ、オーロラを強めそうです。
2013/ 2/14 11:57 太陽風磁場が南寄りになり、オーロラが強まりました。太陽は穏やかです。
2013/ 2/15 10:16 太陽風磁場の南向きが続き、オーロラの活動も続きました。海の上からのオーロラ写真をどうぞ。
2013/ 2/16 13:07 太陽風の速度は320km/秒と低速です。昨日に続くノルウェーのオーロラ写真をどうぞ。
最新のニュース

2013/ 2/17 12:46 更新
太陽風の一時的な乱れが到来しました。太陽に新しい黒点群が現れています。

担当 篠原

ACE衛星の観測によると、
昨夜、16日20時(世界時16日11時)に、小規模の衝撃波が到来し。
太陽風の磁場強度が5nTから10nTへ、
プラズマの密度は1個/cm^3から10個/cm^3へ、
速度は320km/秒から400km/秒へそれぞれ急に強まりました。

速度は平均レベルに上がった程度で、
27日周期の図を見るとよく分かりますが、
太陽風の乱れとしては比較的小さな規模でした。

13日のニュースで紹介したフィラメント噴出
によって発生したCMEの影響かもしれません。
(CMEの動画は14日のニュースで紹介しています)

到来から半日ほど経った現在は、
磁場強度は5nT、プラズマ密度は2個/cm^3と既に元の状態に戻り、
速度も350km/秒と低速の風に下がっています。
太陽風の乱れは一段落となりそうです。


太陽風の擾乱によって磁場が強まった後、
一時的に磁場の南北成分が-10nTと強く南を向きました。
この影響で、AE指数のグラフには1000nTに達する
大きな変化が記録されています。
一時的に磁気圏の活動が高まった様です。

その後、太陽風の磁場は北向きに変わって、
磁気圏は静かになりました。

そして、現在の太陽風は、
2時間ほど前から-5nT程度の南寄りに振れています。
この傾向が続くなら、オーロラの活動度もある程度高まりそうです。


太陽は、フレアの発生はありませんが、
北東に1675黒点群が新しく発生し、
南東の端から1676黒点群が出現しました。
1676群の南にももう一つ群がある様で、
太陽の活動が少しにぎわうかもしれません。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。