宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:09)
昨日、C1.5の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/31 --- ---
12/30 04:27 C1.5
12/29 --- ---

黒点 12/31 (NOAA)
磁場 フレア
1638 1 α C2
1639 4 β ---
1640 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:56 455 +0.1
-2 h 473 -0.0
-4 h 473 -0.5
-6 h 472 -0.2
-8 h 433 -1.1
-10 h 403 +4.4
-12 h 402 -0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 0 -/ -
-2 h 2 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 12 -/ -
-8 h 16 -/ -
-10 h 18 -/ -
-12 h 27 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^1
12/31 0.3 3x10^1
12/30 0.3 3x10^1
12/29 0.4 7x10^1
12/28 0.4 8x10^1
12/27 0.3 8x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/12/26 12:57 太陽風の速度は300km/秒に下がっています。C4.1の小規模フレアが発生しています。
2012/12/27 12:32 太陽風は低速で、磁気圏も静かです。1635黒点群の小さい活動が続いています。
2012/12/28 12:27 太陽風の速度は280km/秒に下がっています。新しい黒点が現われましたが、活動は穏やかです。
2012/12/29 10:09 太陽風はかなり低速の風が続いています。太陽の活動も静かです。
2012/12/30 10:15 太陽風は低速ですが、磁場が少し強まっています。
最新のニュース

2012/12/31 11:09 更新
太陽風の速度が480km/秒に高まりました。太陽は新しい黒点が発生しています。

担当 篠原

早朝に太陽風の速度が480km/秒まで高まり、
やや高速の太陽風になりました。

昨日のニュースで、
太陽風磁場が少し強まっているとお知らせしましたが、
その後、昼過ぎに10nTまで高まりました。

それとともに、速度でも上昇が始まって、
300km/秒の低速風だった太陽風は、
30日22時(世界時30日13時)頃に400km/秒、
早朝の31日4時(世界時30日19時)には、
480km/秒とやや高速のレベルまで達しました。


27日周期の図で、前周期の12月1〜5日にかけて到来していた、
太陽風磁場の強まりと速度の小さい高まりが、回帰した様です。
前周期と比較すると、磁場の強まりの期間は短くなりましたが、
速度の高まりは少し大きくなっています。

太陽風速度の高まりは、既に最高速度に達している様です。
480km/秒に達する頃から、磁場強度は反対に下がり始めて、
既に4nTと平均的な強さに戻っています。
速度も、最新のデータでは450km/秒へ一段低下しています。

27日前も、速度の高まりは短い期間でした。
今回も同様の短い変化になりそうです。


太陽風の磁場が強まった時に、
磁場の南北成分は大きく南向きに振れたりしています。
このため、磁気圏ではオーロラの活動も発生したようで、
AE指数のグラフには、200〜400nTの小規模の変動が
数時間にわたって観測されています。

現在は、南北成分がほぼ0nTで推移しているため、
磁気圏の活動は静かです。


太陽風の高まりは、今日くらいで終わって、
明日には低速の穏やかな風に戻りそうです。


太陽は、目立ったフレアの発生もなく、静かに推移しています。

北東部に1640黒点群が急に発生しています。
今のところフレア活動は特に起きていませんが、
黒点として更に発達するのか注目してください。

この他にも、小さな黒点が所々に現われていて、
太陽はよく見るとややにぎやかです。



2012年も最後の更新になりました。
宇宙天気は、このまま静かに年を越すことになりそうです。
それでは、どうぞよいお年をお迎え下さい。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。