宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:21)
昨日、M2.8の中規模フレアが、一昨日もM6.0の中規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/15 --- ---
11/14 22:17 C4.3
12:58 M1.1
12:07 C1.7
11:13 C1.6
05:49 M2.8
02:32 C1.8
11/13 19:04 C3.1
17:03 C2.2
15:50 C3.4
14:41 M2.5
10:58 M6.0
10:11 C3.5
09:09 C4.4
08:13 M2.0
06:33 C2.5
03:44 C2.0

黒点 11/15 (NOAA)
磁場 フレア
1610 14 βγ ---
1611 10 βγ ---
1612 1 α ---
1613 8 β M6
1614 13 β C4
1615 8 β ---
1616 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 476 +0.1
-2 h 459 +0.3
-4 h 464 -0.4
-6 h 406 +5.5
-8 h 416 +7.5
-10 h 408 +0.8
-12 h 401 -0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -61 -/ -
-2 h -66 -/ -
-4 h -64 -/ -
-6 h -69 -/ -
-8 h -77 -/ -
-10 h -85 -/ -
-12 h -95 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^2
11/15 0.3 3x10^2
11/14 0.3 3x10^2
11/13 0.3 7x10^1
11/12 0.7 5x10^1
11/11 1.1 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/11/10 13:17 太陽風は低速になり、磁気圏も静穏です。CMEが発生しています。
2012/11/11 15:04 太陽でMフレアやプロミネンスの噴出が発生し、にぎやかです。太陽風はとても遅い状態です。
2012/11/12 12:32 太陽風は300km/秒と低速ですが、明日くらいから乱れが到来しそうです。
2012/11/13 09:59 太陽風の乱れが到来して、オーロラの活動が強まっています。また、M2.0フレアが発生しました。
2012/11/14 13:16 太陽風磁場が南向きに強まり、活発なオーロラ活動が発生しています。中規模フレアも続いています。
最新のニュース

2012/11/15 11:21 更新
太陽風の磁場の強まりは終わり、現在はやや高速の風になっています。太陽もCクラスフレアが続いています。

担当 篠原

昨日のニュースの時点で終るかもと思われた、太陽風の磁場の乱れは、
すぐに再び20nT近くまで強まり、
南北成分も南に大きく振れて、磁気圏の活発な活動も続きました。

AE指数のグラフは、1000nT前後の変化が連続的に発生し、
Dst指数は、-100nTの減少(Dst指数はマイナス方向に強まります)を記録しました。
中規模の磁気嵐になっています。


それでも、太陽風磁場の乱れは後半だったことは確かで、
その後、磁場強度はゆっくりと下がり、
今朝、15日6時(世界時14日21時)には、5nTと平均的な値に戻っています。
一方、速度は少し高まっていて、
それまでの400km/秒から、現在は480km/秒とやや高速の風に変わっています。

太陽風磁場の南北成分の振れ幅は、磁場強度と共に小さくなり、
やがて北向きに傾向が変わりました。
その後は磁気圏の活動は静かになり、
AE指数の変化はほとんどなくなっています。


太陽は、昨日のニュース更新時に発生した(14日13時(世界時14日4時))M1.1以降は、
少し落ち着いています。
1613群でC1.0、C1.3、1614群でC1.3、C4.3が発生した程度です。
GOES衛星のX線カメラの動画では、
1614群と、南西の1610群の活動がやや目立っています。

この後も、Mクラスフレアが起きる可能性があります。
特に、1614群は太陽の中心に向かっているので、
地球への影響も及びやすくなります。
太陽の活動に、引き続き注目してください。




Dst指数(速報値)は、-100nTの減少を記録しました。Dst指数の変化は、マイナス方向に強まります。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。