宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:19)
今日、C1.7の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/14 03:16 C1.3
00:57 C1.7
9/13 22:03 C1.8
16:34 C1.9
16:10 C1.8
9/12 10:01 C2.0
06:49 C4.1
05:54 C2.9

黒点  9/14 (NOAA)
磁場 フレア
1566 1 α ---
1569 10 βγ C3
1571 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:07 418 +1.3
-2 h 422 +2.2
-4 h 421 +3.6
-6 h 411 +4.0
-8 h 387 +2.0
-10 h 390 +0.9
-12 h 372 -0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -4 -/ -
-2 h -3 -/ -
-4 h -2 -/ -
-6 h -3 -/ -
-8 h -2 -/ -
-10 h -5 -/ -
-12 h -1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 8x10^2
9/14 0.3 2x10^3
9/13 0.3 5x10^3
9/12 0.4 3x10^3
9/11 0.3 3x10^3
9/10 0.4 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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シベリア磁場 (NICT)
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Live!オーロラ (遊造)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 9/ 9 14:59 太陽風は平均的な状態です。M1のフレアが発生しました。
2012/ 9/10 15:14 太陽風は低速です。昭和基地からのオーロラ写真をご覧下さい。
2012/ 9/11 12:16 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。Cクラスのフレアが発生しています。
2012/ 9/12 15:57 1564黒点群は西に沈みました。太陽風はかなり低速です。
2012/ 9/13 15:18 太陽風の小さな乱れが到来しています。太陽は穏やかです。
最新のニュース

2012/ 9/14 12:19 更新
太陽風は平均的な速度です。太陽でフィラメント噴出が発生しています。

担当 篠原

10日のニュースで、昭和基地から送られてきたオーロラの写真を紹介しましたが、
その写真と同じ日に、北半球のフィンランドで撮影されたオーロラ写真を、
谷口直樹さんよりお送り頂きました。

2枚掲載しますが、1枚目は9月3日にフィンランドのサーリセルカで、
2枚目は9月7日にフィンランドのイナリで撮影されたそうです。
9月上旬ということで、秋分に近くなり、
南半球と北半球の両方でオーロラが楽しめる季節です。
この写真では、地上の景色がまだ雪景色ではなく、
北半球のオーロラシーズンの始まりを感じさせてくれます。

雰囲気の素敵な写真を、どうもありがとうございました。



現在の太陽風は、350km/秒から420km/秒へ速度が再び上がっています。
磁場強度も7nTとやや強まった状態が続いています。
この太陽風の変化は、もうしばらく続くかもしれません。

磁場は強まっていますが、南北成分は概ね北向きに推移しています。
このため、磁気圏への影響は小さく、
AE指数のグラフはほとんど変化していません。

一方、27日周期の図によると、今日か明日くらいに、
太陽風磁場のセクター境界がやって来そうです。
その後、磁場の南北成分の傾向が南寄りに変わるかもしれません。
すると、磁気圏の活動も強まると予想できるので注目してください。


太陽では、南東の1569黒点群でC1のフレアが3回ほど発生しています。
フレアの規模は小さいですが、
黒点群として活動度が少し上がっているのかもしれません。

また、SDO衛星AIA304によると、太陽の中心から北西寄りの場所で、
13日16時(世界時13日7時)にフィラメントの噴出が発生しています。
ちょうど噴き始めのところで写真が欠けていたため、
いきなり飛び上がるような動画になってしまいました。

CME(太陽ガスの放出現象)も発生していて、
地球方向に影響がやって来る可能性があります。
到来まで3〜4日と考えると、16日から17日頃と予想できます。
フレアによるものではないので、速度はあまり高くないと思いますが、
強い磁場を運んできて、大きく南向きに振れると、
活発な磁気圏活動が発生します。



谷口直樹さんにより、フィンランド、サーリセルカにて9月3日に撮影されたオーロラ。
(c) 谷口直樹氏


谷口直樹さんにより、フィンランド、イナリ村にて9月7日に撮影されたオーロラ。
(c) 谷口直樹氏


SDO衛星AIA304による、フィラメント噴出の様子。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。