宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (21:25)
今日、C2.4の小規模フレアが発生しました。
また、M8.5の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子が非常に強まっています。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/12 20:55 C1.7
10:31 C2.4
3/11 02:32 M8.5
01:56 M5.5
00:37 C8.1
3/10 23:42 C3.7
16:30 C2.0
15:52 C2.0
14:46 C1.9
11:20 C3.5
09:18 C3.3
06:45 C5.1
05:55 C5.7
04:58 C9.7
01:00 C2.1

黒点  3/12 (NOAA)
磁場 フレア
1428 3 β C5
1429 22 βγδ M8
1430 6 β C8
1432 5 β M1
1433 3 β ---
1434 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
21:15 482 -2.1
-2 h 509 +15.3
-4 h 409 -3.0
-6 h 415 +6.1
-8 h 426 +3.1
-10 h 439 +2.1
-12 h 437 -0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
21:30 -51 -/ -
-2 h -20 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -11 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -19 -/ -
-12 h -19 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 28 4x10^2
3/12 71 5x10^4
3/11 144 4x10^4
3/10 325 1x10^4
3/ 9 3070 3x10^3
3/ 8 6530 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 3/ 7 12:47 X5.4の大規模フレアが発生しました。一方、前のX1.1フレアに関係した太陽風の乱れが到来しそうです。
2012/ 3/ 8 11:31 太陽風の乱れにより、磁気圏活動が強まっています。これから、X5.4フレアによる乱れが到来するでしょう。
2012/ 3/ 9 11:28 昨夜、CMEによる太陽風の乱れが到来しました。磁場が北向きだったため、磁気圏の激しい乱れは起きませんでした。
2012/ 3/10 13:40 太陽風の磁場が大きく南を向き、激しい磁気圏の擾乱が発生しました。
2012/ 3/11 15:56 太陽風の乱れは終わりました。続いて、次の乱れが到来しそうです。
最新のニュース

2012/ 3/12 11:01 更新
太陽風はやや高速です。9日の素晴らしいオーロラの写真をご覧下さい。
2012/ 3/12 21:25 追加 
初めの太陽風の乱れがやって来ました。激しい磁気圏活動も発生した様です。

担当 篠原

アンカレッジにお住まいの脇谷厚思さんから寄せられた、
アンカレッジで現地8日の深夜、23時40分頃に撮影された
素晴らしいオーロラの写真を紹介します。
頭上で激しいブレークアップが起きたとのことです。
10日のニュースで紹介した激しい磁気圏擾乱の頃の写真です。

この日の記事の最後に書いたように、
脇谷さんは撮影直後に送って下さっていたのですが、
私の都合で今日まで掲載できませんでした。
速報として紹介できず、残念でした。
迫力の写真をどうもありがとうございました。

どうぞ素晴らしいオーロラを堪能してください。
アンカレッジは緯度が低めですから、
頭上でこれだけのオーロラが見られたというのは、
擾乱が激しかったからだろうと思います。
(これは脇谷さんに確認した情報ではありません)


次に、11日2時(世界時10日17時)に発生した
M8.4の中規模フレアと、
それに伴って発生したCMEの動画を掲載します。

CME は、太陽を包むように広がるハロー型になっていて、
地球に向かってガスが噴き出しています。
明日、13日頃に到来しそうです。
太陽風や磁気圏の乱れに注意が必要です。


現在の太陽風は、
速度は450km/秒とやや高速です。
磁場強度は、5nTと平均的な強さですが、
図の後半は少し強まり気味です。
この時間帯は南北成分も南寄りになっていて、
この影響で、AE指数も後半は変化がやや強まっています。

ここまでの太陽風の様子では、
9日のM6.3に伴うCMEによる乱れはまだ届いていない様です。
発生から3日経っているので、
こちらはもう高い速度の乱れにはならないでしょう。


太陽では、目立ったフレアは起きておらず、
現在は穏やかです。
1429黒点群も、だんだん西に傾いて来ました。


太陽放射線は、引き続き低下しています。
そろそろ警戒レベルを割りそうです。

一方、放射線帯の高エネルギー電子は、
10000を超えて強まった状態が続いています。


今日は名古屋です。
こちらは空気が冷たく感じます。
明日からは福岡と、春休みは出張の季節です。

2012/ 3/12 21:25 追加 (篠原) 関連の図はページの最後にあります
今日の夕方、12日18時(世界時12日9時)に、
太陽風の乱れがACE衛星で観測されました。
速度は、400km/秒から一旦570km/秒に高まって、
すぐに500km/秒に落ちています。

速度変化の大きささら、
9日のM6.3のフレアに伴うCMEによる擾乱だと思います。

磁場強度は、25nTに大きく強まり、
南北成分は、初めは北向きでしたが、
すぐに南向きに切り替わって、
-20nT とかなり強い振れになりました。
ただ、強い南向きは1時間ほどで終わっています。

現在は磁場強度ごと0nT付近に下がっていて、
この後の変化が注目されます。

AE指数は、この影響でいきなり1500nTの大きな変化が発生しました。
しかし、変化はすぐに終わっています。
この後は、太陽風次第です。

明日以降やって来ると予想される
11日2時のフレアによる太陽風の乱れは、
今回よりも激しいのではないかと思います。



脇谷厚思 氏による、アラスカ、アンカレッジで現地8日の深夜に撮影された素晴らしいオーロラ。
(c) 脇谷厚思 氏


脇谷厚思 氏による、アラスカ、アンカレッジで現地8日の深夜に撮影された素晴らしいオーロラ。
(c) 脇谷厚思 氏


脇谷厚思 氏による、アラスカ、アンカレッジで現地8日の深夜に撮影された素晴らしいオーロラ。
(c) 脇谷厚思 氏


SDO AIA193による、M8.4の中規模フレア。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO LASCO C3による、M8.4のフレアに伴って発生したCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




2012/ 3/12 21:25 追加

ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT




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