宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:48)
昨日、C2.7の小規模フレアが発生しています。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 9 --- ---
10/ 8 03:39 C2.7
10/ 7 12:54 C2.5

黒点 10/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
1309 3 β C1
1310 1 α ---
1311 1 α ---
1312 1 α ---
1313 5 β C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:34 338 -6.1
-2 h 338 -0.3
-4 h 349 -0.1
-6 h 335 -4.9
-8 h 343 -0.7
-10 h 330 -3.5
-12 h 330 +0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -15 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -17 -/ -
-6 h -12 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^1
10/ 9 0.3 3x10^2
10/ 8 0.4 2x10^2
10/ 7 0.3 4x10^2
10/ 6 0.7 7x10^2
10/ 5 0.5 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/10/ 4 12:57 太陽風磁場が南寄りになり、小規模のオーロラ活動が続いています。今後、CMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。
2011/10/ 5 15:25 太陽風は低速ですが、弱いオーロラの活動は続いています。CMEの影響はまだで、今後に注目です。
2011/10/ 6 10:12 CMEの乱れが到来し、オーロラが活発に発生しました。現在の磁気圏活動は弱まっています。
2011/10/ 7 10:32 CMEの影響は終わり、穏やかな太陽風に戻りつつあります。フレア活動は静かです。
2011/10/ 8 15:00 太陽風の速度は340km/秒に下がり、磁気圏も穏やかです。
最新のニュース

2011/10/ 9 13:48 更新
太陽風磁場が南向きに強まり、中規模のオーロラ活動が続いています。

担当 篠原

昨夜、太陽風磁場の大まかな方向が切り替わるセクター境界の通過が見られました。
ACE衛星のグラフでは、水色の線が上端から下端へ大きく振れています。
また、27日周期の図のセクターのグラフによると、
磁場が「地球から太陽へ」向かう「T」の範囲から、
「太陽から地球へ」向かう「A」の範囲へ切り替わっています。

この切り替わりに伴って、太陽風の状態が変化しています。
磁場の強度が10nT近くに強まり、南北成分が南に偏る様になって、
-5nT前後の南を向く時間が長くなっています。

この影響で、中規模のオーロラ活動が発生しています。
AE指数では、600nTの変化が続いています。

この時の、オーロラの様子を昭和基地の全天カメラで紹介します。
明るい月が輝いているのは残念ですが、
空を覆う激しいオーロラの輝きは十分楽しめます。


太陽風の変化は、グラフの最新の部分では、
水色の線はひっくり返って上端に戻っています。
この後どこに落ち着くのか、注目してください。

今回の変化は、コロナホールに関係している可能性があります。
これから速度も上がって、500km/秒近くまで高まるかもしれません。
一方、磁場強度は次第に弱まって行くと思われるので、
オーロラの活動は小規模の変化が続く程度でしょう。

明日にかけてオーロラの活動が期待されます。


太陽のフレア活動は、時間とともに弱まる傾向にあって、
C1くらいの小さなフレアが2回発生している程度です。
黒点群はいくつも見えていますが、
太陽の活動は静かに推移しそうです。



南極の昭和基地で全天カメラにより撮影された、オーロラの活動。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。