宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:18)
今日、M9.3の中規模フレアが発生しました。
また、M1.2の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/30 10:56 M9.3
02:56 C3.3
01:34 C6.4
7/29 21:00 C3.9
09:56 C4.2
09:31 C2.4
05:29 C3.6
03:09 C1.6
01:38 C2.5
7/28 23:45 C4.1
20:57 C5.4
16:52 C2.7
16:26 C1.8
15:56 C1.9
13:39 C2.3
11:20 C5.2
10:18 C1.9
09:09 C2.6
07:58 C1.7
06:35 C2.6
06:00 C2.4
00:47 M1.2

黒点  7/30 (NOAA)
磁場 フレア
1260 20 βγ M1
1261 21 βγ C6
1263 5 β C1
1264 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:06 397 +4.5
-2 h 379 +2.8
-4 h 380 +2.2
-6 h 382 +1.6
-8 h 380 +3.3
-10 h 380 -1.0
-12 h 366 -4.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -11 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -19 -/ -
-10 h -22 -/ -
-12 h -18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 4x10^2
7/30 0.4 3x10^3
7/29 0.5 2x10^3
7/28 0.4 2x10^3
7/27 0.6 2x10^3
7/26 0.3 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 7/25 11:59 太陽風の速度は400km/秒台前半に下がり、高速風は終わりました。
2011/ 7/26 11:44 太陽風は550km/秒を超える高速風になりました。オーロラ活動はやや強まった程度です。
2011/ 7/27 13:57 新しく現れた黒点群で小規模フレアが発生しました。太陽風の速度は下がりつつあります。
2011/ 7/28 09:26 M1の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速風に変わっています。
2011/ 7/29 12:15 1260黒点群が活発にCクラスのフレアを起こしています。太陽風は低速です。
最新のニュース

2011/ 7/30 12:18 更新
M9.3の大きな中規模フレアが発生しました。太陽風は穏やかです。

担当 篠原

30日11時(世界時30日2時)、M9.3とXクラス寸前の
かなり大きなMクラス中規模フレアが発生しました。
発生したのは、3つ並んでいる黒点群の真ん中、1261黒点群です。

発生から時間があまり経っていないので、情報が少ないのですが、
GOESのX線カメラの写真で、1261群の増光を確認することができます。
しかし、残念なことに、X線の強度が最大に達していた02:10UT頃の写真が欠けていて、
その前後の様子しか見ることができません。

また、X線のグラフはピークから下がっている途中です。


今後の影響を考えるとCME発生の状況も気になりますが、
こちらは半日ほど経たないと詳しく分かりません。
太陽の真ん中からは少し外れていますが、
CMEの規模がある程度の大きさあれば、地球へも影響が及びそうです。
明日のニュースでお知らせできるでしょう。

左右の1160群、1163群も大きな姿を保っています。
これら3つの黒点群は、引き続き注意が必要でしょう。


昨日、300km/秒とかなり遅い速さだった太陽風は、
昨夜350km/秒へ一段上がり、
今朝からは400km/秒と平均的な速度に戻りかけています。

コロナホールの影響が考えられますが、
速度の上がりはここまでなのか、この後に更に上昇するのか、
変化に注目してるところです。

SDO衛星AIA193を見ると、コロナホールは全体が西半球側に回り、
影響の及ぶタイミングに来ています。


現在の磁気圏は静穏です。
太陽風磁場の南向きの変化に対応して、
オーロラ活動の変化がひとつAE指数に観測されている程度です。



GOES-15のX線カメラによるM9.3のフレア。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。