宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:41)
昨日、C1.4の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 4 --- ---
5/ 3 19:42 C1.4
5/ 2 08:19 C6.5

黒点  5/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
1200 3 β ---
1203 4 β ---
1204 3 β C1
1205 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:37 553 -0.3
-2 h 563 -1.5
-4 h 575 -1.0
-6 h 590 -1.4
-8 h 591 +1.2
-10 h 602 +1.2
-12 h 606 -0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -20 -8/ 10
-2 h -20 -2/ 3
-4 h -19 -5/ 5
-6 h -16 -4/ 12
-8 h -18 -12/ 7
-10 h -19 -13/ 7
-12 h -18 -12/ 11

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 8x10^3
5/ 4 0.5 2x10^4
5/ 3 0.3 1x10^4
5/ 2 0.4 1x10^4
5/ 1 0.3 4x10^3
4/30 0.3 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 4/29 07:00 太陽風は低速で穏やかです。高速風が近づいているかもしれません。
2011/ 4/30 13:32 太陽風の速度が650km/秒に上昇しています。活発なオーロラ活動も発生しています。
2011/ 5/ 1 13:01 600km/秒台中盤の高速太陽風が続いています。オーロラも活発です。
2011/ 5/ 2 11:04 太陽風は、600km/秒台の高速状態を保っています。オーロラも活発に続いています。
2011/ 5/ 3 11:30 600km/秒台後半の高速太陽風が続き、活発にオーロラを起こしました。高速風は下がり始めた様です。
最新のニュース

2011/ 5/ 4 08:41 更新
太陽風速度は550km/秒に下がり、高速風は終わりが近付いています。太陽は穏やかです。

担当 篠原

高速の太陽風領域は、終わりが近付いています。
昨日は600km/秒台前半だった太陽風の速度は、現在は550km/秒へ下がっています。
依然、高速状態ですが、この後も速度は次第に下がっていくでしょう。
明日か明後日には、平均的な速度(400km/秒前後)に戻るのではないでしょうか。

磁場強度も、4〜3nTへと更に弱まっています。
このことも、高速風領域の終わりが近いことを示しています。

太陽風磁場の南北成分は、この1日間もやや南寄りに変動しています。
このため、オーロラの活動は現在まで連続的に発生しているのですが、
速度が下がり、磁場強度も弱まっているため、AE指数の振れ幅は小さくなっています。
今日の図では、前半は500nTをやや超えて中規模の変化をしていますが、
後半は300nTと小規模の変化へ弱まっています。


放射線帯の高エネルギー電子は、今日も10,000の警戒レベルを超えています。
今後、太陽風が落ち着くと、放射線帯の減少はゆっくりになります。
しばらく、警戒状態が続く可能性があります。


太陽のフレア活動は、1204黒点群でC1の小規模フレアが発生した程度で、
穏やかになっています。

昨日の記事で書いていた、太陽の中心付近の黒点群は、
1206黒点群と番号が付けられたそうですが、
今日の写真ではほとんど見えなくなっています。

1203、1204、1205群の変動も勢いはなく、太陽の活動は静かに推移しそうです。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。