宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:56)
今日、M4.5の中規模フレアが発生しました。
また、M5.4の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 9 08:33 C8.9
08:09 C7.8
04:52 M1.5
03:07 M4.5
3/ 8 19:33 M5.4
18:30 C4.7
14:03 C5.5
12:33 M1.5
11:24 M1.4
09:15 C4.7
06:45 M1.6
04:42 M3.7
03:09 C7.6
00:54 C5.1
3/ 7 22:44 M1.8
19:15 C4.9
18:15 M1.9
16:48 M1.6
16:11 C3.6
14:00 M1.3
13:16 C5.1
11:01 C3.0
04:32 C2.3
01:14 C7.0
00:51 C4.3
00:09 C4.0

黒点  3/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
1164 20 βγδ M4
1165 18 βγδ M5
1166 25 βγδ M2
1167 2 β ---
1169 7 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:45 335 -2.9
-2 h 338 -2.5
-4 h 352 -3.5
-6 h 355 -2.9
-8 h 371 -3.5
-10 h 362 -4.0
-12 h 361 -4.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
05:59 -27 5/ 3
-2 h -26 6/ 4
-4 h -26 3/ 11
-6 h -26 -3/ 4
-8 h -25 1/ 4
-10 h -24 -2/ 10
-12 h -20 -13/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 25 1x10^3
3/ 9 38 2x10^3
3/ 8 50 1x10^4
3/ 7 0 2x10^4
3/ 6 0 2x10^4
3/ 5 0 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 3/ 4 12:03 600km/秒台の高速太陽風が続いています。1164黒点群の活動がやや強まっています。
2011/ 3/ 5 11:52 速度は下がり始めましたが、高速風は続いています。オーロラも活発です。
2011/ 3/ 6 12:25 太陽黒点の変化が活発に続いています。高速の太陽風は終わりに近づいています。
2011/ 3/ 7 08:26 太陽では、あちこちの黒点で小規模フレアが活発に発生しています。高速風は終わりました。
2011/ 3/ 8 08:12 太陽の活動度は一段と高まり、Mクラスフレアが7回発生しています。
最新のニュース

2011/ 3/ 9 08:56 更新
Mクラスフレアの発生が続いています。活発な黒点群が西に没したので、少し落ち着きそうです。

担当 篠原

太陽のフレア活動は活発に続いています。
昨日のニュース以降も、
8日11時半(世界時8日2時半)に、M1.3、1165黒点群、
8日13時(世界時8日4時)に、M1.5、1171黒点群、
8日19時半(世界時8日10時半)に、M5.3、1165黒点群、
9日3時(世界時8日18時)に、M4.4、1165黒点群、
8日5時(世界時8日20時)に、M1.4、1165黒点群
と、5回のMクラス中規模フレアが発生しています。

発生源は、ほとんどは南西(右下)の1165群です。
この黒点群は西の端に没してしまったため、
新しい黒点群で活動が始まらなければ、
フレアの連続発生は一段落となるかもしれません。

もうひとつMクラスフレアを起こしている1171黒点群は、
太陽の南東(左下)にあるようです。
可視光の写真では白斑が見えるだけで、黒点の姿は分かりません。
この様子だと、今後の活動はあまりなさそうです。

7日から8日にかけての活発なフレアの様子を、SDO衛星のAIA193画像で紹介します。
動画の前半は、昨日に掲載した動画と同じ時間です。
太陽のあちこちで、活発にフレアの爆発が発生しています。
とてもにぎやかな太陽です。

フレアとともに、CMEもにぎやかに発生しています。
太陽の南半球で、左右に飛び出すCMEの様子をSOHOのLASCO C2カメラで紹介します。
これらは、地球から見て横方向に飛びだしているので、影響はないでしょう。


昨日のフレアの影響で、太陽の放射線(非常に速度の高いプロトン粒子)が増加しています。
グラフでは、最高で50に達しました。
既に減少が始まっています。


太陽風は、速度は340km/秒と低速状態が強まっています。
磁場強度は5nTと平均的な状態なのですが、
磁場の南北成分がずっと南向きの-4nT付近を保っています。
この影響で、AE指数はずっと200nTほどの変動を続けています。
もう少し大きく振れても良さそうなのですが、おとなしい変化です。

太陽風は、この後に昨日のCMEの影響が見られるまで、穏やかな状態が続くでしょう。



太陽のあちこちで活発にフレアが発生しています。SDO衛星AIA193による。
(c) SDO (NASA)、動画加工 : 宇宙天気ニュース


SOHO衛星 LASCO C2カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

3/ 8 04:36 UT

3/ 8 22:04 UT


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。