宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:11)
今日、C1.9の小規模フレアが発生しました。
また、M1.7の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏内が非常に荒れています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/18 12:00 C1.9
2/17 21:27 C2.5
19:25 C2.7
18:23 C2.5
11:46 C2.4
10:41 C6.1
09:04 C2.8
06:04 C4.3
00:27 C7.7
2/16 23:18 M1.7
19:19 C3.3
18:00 C9.9
16:22 M1.2
15:18 C2.2
14:39 C6.0
10:31 M1.0
09:58 C2.1
05:24 C6.7
04:30 C3.1
03:07 C1.8

黒点  2/18 (NOAA)
磁場 フレア
1158 17 βγδ M2
1161 14 βγ M1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:57 508 +8.6
-2 h 483 +11.2
-4 h 334 +2.5
-6 h 347 +2.4
-8 h 358 +1.3
-10 h 351 +0.8
-12 h 356 -0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:59 -13 23/ 50
-2 h -11 -24/ 7
-4 h -12 -28/ 5
-6 h -12 -24/ 4
-8 h -13 -22/ 5
-10 h -14 -20/ 4
-12 h -15 -23/ 8

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
2/18 0.4 4x10^1
2/17 0.6 3x10^1
2/16 2.3 2x10^1
2/15 2.6 2x10^3
2/14 0.5 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 2/14 12:58 M6.6の中規模フレアが発生しました。1158黒点群は大きく発達しています。
2011/ 2/15 03:10 1158黒点群は活発な活動が続き、M2.2の中規模フレアを起こしました。
2011/ 2/15 13:17 X2.2の大規模フレアが発生しました。地球方向にCMEも激しく噴き出しています。
2011/ 2/16 11:00 X2.2フレアによるCMEが観測されています。明日以降太陽風の乱れがやって来るでしょう。
2011/ 2/17 12:57 1158黒点群は活動的な状態が続いています。Xフレアによる太陽風擾乱の到来が近付いています。
最新のニュース

2011/ 2/18 08:23 更新
高速風はまだ始まっていません。到来が遅れるほど、乱れは小さいものになります。
2011/ 2/18 13:11 追加 
500km/秒の高速太陽風が到来しました。磁場が強まっているので、南向きに注意が必要です。

担当 篠原

18日の朝になりましたが、太陽風は350km/秒と低速のままです。
X2.2フレアによって発生した高速の太陽風の到来はまだです。

昨日掲載した予想の、600km/秒の場合の時間も通りすぎつつあります。
従って、やって来る擾乱はそれほど大きなものではなさそうです。

この後、いつ始まってもよさそうな時間になっています。
ACEの最新データに注目して下さい。


1158黒点群は、大きな姿を保っていますが、
活動は落ち着きつつあり、昨日のニュース以降はC2のフレアが最大です。

1161黒点群も姿は大きいですが、目立ったフレアは起こしていません。


今朝は、ひとまず速報として現況を掲載します。
高速風が始まった頃に、また続報を。

2011/ 2/18 13:11 追加 (篠原) 関連の図はページの最後にあります
18日09:40 (世界時18日00:40)に、
ACE衛星で太陽風の急な速度上昇が観測されました。
15日のX2.2の大規模フレアに伴って発生したCMEの影響がやって来たのだと思われます。

速度の変化は、350km/秒からおよそ500km/秒へ上がった程度で、
それほど大きな変化ではありません。
昨日の予想図の中では、最も遅い予想に近い結果となりました。

磁場強度は15nTに強まって、3時間ほど経った現在、20nTにもう一段強まっています。
地球への影響度を決める南北成分は、概ね北寄りで推移しています。
ここまでの変化では、途中に20分ほど-10nTの強い南向きになった部分がありますが、
その後は北寄りに戻っています。

従って、ここまでの変化では磁気圏への影響は限定的でしょう。
AE指数のグラフは、まだほとんど変化を捉えていません。

沖縄の磁場データでは、
18日11時(世界時18日2時)少し前くらいに、磁場が30nTほど+側に急増しています。
太陽風の速度が急増して、圧力が強まった影響です。
(沖縄のグラフは全体として-50nTほどマイナスに下がっていますが、
これは作図の問題で、磁気嵐などの変化ではありません)


今後の変動ですが、速度がそれほど高まっていないので、
特に激しい擾乱にはならないでしょう。

磁場の方向は、今は北寄りになっていますが、
時間とともに逆転することも多いので、強度が強まっている間は注意が必要です。
傾向が変わると、磁気圏はすぐに活動的に変わります。

高速風の影響は、2日くらいというところでしょうか。


太陽の活動は落ち着いて来ています。
昨日のニュース以降は、Cクラス前半の小規模のフレアしか発生していません。
1158黒点群の活動もここまでなのでしょうか。

太陽の北半球には1161黒点群も大きな姿を見せていますが、
こちらは目立ったフレアは起こしておらず、現状では活動度は高くありません。



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

2011/ 2/18 13:11 追加

ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



沖縄の磁場擾乱
下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。
(c) NICT



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。