宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:19)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/30 --- ---
12/29 --- ---
12/28 --- ---

黒点 12/30 (NOAA)
磁場 フレア
1138 4 βγ ---
1139 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:06 323 -1.0
-2 h 328 +1.1
-4 h 335 +0.5
-6 h 353 +0.5
-8 h 362 -0.4
-10 h 367 -1.3
-12 h 378 -2.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -14 -29/ 4
-2 h -14 -29/ 3
-4 h -15 -27/ 3
-6 h -17 -25/ 9
-8 h -20 -31/ 7
-10 h -21 -30/ 7
-12 h -22 -31/ 7

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^1
12/30 0.4 1x10^1
12/29 0.5 2x10^1
12/28 0.4 7x10^1
12/27 0.4 4x10^1
12/26 0.4 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/12/25 10:23 太陽は夏の天の川を通過中です。低速の穏やかな太陽風が続いています。
2010/12/26 08:12 太陽風は平均的な速度に上がっています。小さなコロナホールの影響と思われます。
2010/12/27 10:32 太陽風はやや速度が下がり380km/秒です。もうしばらくコロナホールの影響が残るかもしれません。
2010/12/28 11:56 太陽風の速度は340km/秒に下がり、低速状態です。SOHOの写真が更新されています。
2010/12/29 12:46 太陽風磁場が大きく南を向き、オーロラ活動が激しくなりました。
最新のニュース

2010/12/30 12:19 更新
太陽風は320km/秒の低速風になりました。穏やかな年末を迎えそうです。

担当 篠原

昨日のニュースの後、昼過ぎにかけて太陽風の速度は400km/秒に上昇しましたが、
夜に入ると低下を始めて、現在は320km/秒とすっかり低速風に変わっています。
磁場強度も4nTとやや弱まっています。

磁気圏のオーロラ活動も静かで、
今日のAE指数のグラフは、300nTほどの小さな変化が見られるくらいです。


掲載のSOHOEIT195は、昨日の午前中に撮られた写真です。
太陽の北東(左上)の端から、太陽の中心に向かって、
細長いコロナホールが淡く見えています。
STEREO Behindではもう少し濃く見えていましたが、
カメラや画像処理による見え方の違いでしょう。

掲載の写真に1日加えて考えると、コロナホールの先頭(右端)は、
太陽の中心線に達しつつあると思われます。
コロナホールの規模は小さいので、どの程度の影響が見られるかはっきりしませんが、
3日後の1月2日以降、太陽風の速度に高まりが発生する可能性があります。
27日周期の図を参照すると、
1月2日に相当する前周期の12月6日から、速度が400km/秒前後に高まっています。
この変化の回帰に相当します。

2011年最初のオーロラ活動の強まりになるかもしれません。


太陽では、1138黒点群は黒点が小さくなっています。
また、南西に1139黒点群が発生したそうですが、非常に小さく、
SOHOの写真では見えるか見えないか程度です。

一方、X線グラフでは、Bクラスの小さなフレアが発生しています。
東端の南北の活動領域とのことです。



SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。