宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:41)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/20 --- ---
11/19 --- ---
11/18 --- ---

黒点 11/20 (NOAA)
磁場 フレア
1124 2 β ---
1126 4 β ---
1127 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:34 375 +3.9
-2 h 348 +2.6
-4 h 355 +2.2
-6 h 372 +3.7
-8 h 375 +3.3
-10 h 395 +3.7
-12 h 427 +2.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -12 -3/ 6
-2 h -11 -11/ 8
-4 h -11 -16/ 2
-6 h -10 -17/ 4
-8 h -11 -18/ 3
-10 h -12 -17/ 5
-12 h -14 -22/ 2

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^3
11/20 0.3 2x10^3
11/19 0.4 2x10^3
11/18 0.6 2x10^3
11/17 0.5 4x10^3
11/16 0.3 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/11/15 09:25 太陽風の速度は650km/秒近くまで高まり、高速風が強まっています。太陽は穏やかです。
2010/11/16 12:10 600km/秒台の高速の太陽風が続いています。太陽では、B、Cクラスのフレアが続いています。
2010/11/17 12:20 高速風は500km/秒台に下がっています。太陽は穏やかになっています。
2010/11/18 10:16 太陽風は平均的な速度に戻りました。太陽は黒点は目立ってますが、穏やかです。
2010/11/19 12:14 550km/秒の高速太陽風がやって来ました。磁気圏は静穏です。太陽の活動も静かです。
最新のニュース

2010/11/20 10:41 更新
太陽風は350km/秒の低速風に変わりました。太陽も静穏です。

担当 篠原

18日に始まった太陽風速度の高まりは、昨日の昼過ぎから速度の低下が始まり、
550km/秒の高速風から350km/秒の低速風へ、半日ほどで切り替わっています。

27日周期の図を見て下さい
一段上の前周期の速度低下と比較すると、今回の下がり方はだいぶ急です。
高速風の発生源が小規模だったためでしょうか。

高速太陽風は一旦終わりましたが、昨日3nT程に弱まっていた磁場強度が、
再び強まりを見せています。
現在は8nTほどに達しています。
これに続いて、次の高速風の山がやって来るのかもしれません。

SDO AIA193の太陽コロナ写真によると、太陽の北半球側の中緯度域には、
太陽の中心辺りから西側(右側)へ向かって、小規模のコロナホールが分布しています。
これらの影響が3〜4日程度はやって来てもよさそうです。
太陽風は、もうしばらく細かい変化が続くかもしれません。


磁気圏のオーロラ活動はたいへん静かです。
高速風が終わったこともありますが、太陽風磁場の南北成分(ACEの赤線)が、
ずっと北寄りに(赤線がプラス側に振れている)なっているためでしょう。


太陽は、すっかり静かになっています。
X線に目立った変化はありません。

黒点も、1124黒点群は西に没しかけ、
南半球の1126黒点群と東側の1127黒点群も、落ち着いています。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。