宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:16)
今日、C1.7の小規模フレアが発生しました。
また、M3.0の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/18 02:30 C1.7
10/17 17:48 C1.7
03:56 M3.0
10/16 --- ---

黒点 10/18 (NOAA)
磁場 フレア
1112 16 βγ M3
1113 2 α ---
1115 1 α ---
1116 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:03 396 +0.4
-2 h 412 -2.0
-4 h 399 -2.3
-6 h 395 -0.8
-8 h 397 -0.3
-10 h 387 -0.5
-12 h 392 +0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -25 -23/ 12
-2 h -25 -15/ 5
-4 h -23 -17/ 7
-6 h -24 -14/ 16
-8 h -25 -25/ 4
-10 h -23 -27/ 4
-12 h -26 -26/ 32

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 8x10^1
10/18 0.4 2x10^2
10/17 0.4 6x10^1
10/16 0.5 5x10^2
10/15 0.5 9x10^2
10/14 0.4 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
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昭和基地カメラ (NIPR)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/10/13 13:06 太陽風は平均的な状態に戻りました。オーロラ活動は発生していますが、磁気嵐は終わりつつあります。
2010/10/14 11:11 太陽風は穏やかです。1113黒点群が出現しました。Live!オーロラの写真を紹介します。
2010/10/15 11:49 太陽の黒点が増えています。太陽風はとても遅い風で、オーロラ活動は低調です。
2010/10/16 11:14 低速の穏やかな太陽風が続いています。太陽も穏やかです。
2010/10/17 10:06 M2.9の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。
最新のニュース

2010/10/18 11:16 更新
1112黒点群でCクラスのフレアが発生しています。太陽風磁場南向きの影響で、オーロラが活発化しました。

担当 篠原

1112黒点群は、やや活動度を増して、
17日18時(世界時17日9時)にC1.7、18日2時半(世界時17日17時半)にC1.6と、
2つの小規模フレアを起こしました。
その他にも、Bクラスのフレアをいくつも起こしています。
規模は小さなものばかりですが、X線グラフは久しぶりににぎわっています。

1112黒点群は、黒点の数も増えていて、これまでの4点から右に向かって広がっています。
引き続き、Mクラスの中規模フレアの発生などに注意して下さい。

また、太陽の中央部北寄りに、小さく1116黒点群が発生しています。


太陽風は、昨日の午後に-5nTの南向き磁場が5時間にわたって継続しました。
速度は400km/秒と平均的な速さです。

この影響で、磁気圏のオーロラ活動が活発化し、
AE指数で400nTから800nTほどの中規模の変動が発生しました。
北極域ではきれいなオーロラを見られたのではないでしょうか。

これまで紹介していた南極の昭和基地は、とうとう暗くならなくなった様で、
10月14日を最後に更新を停止しています。
記念に、今シーズン最後の一枚を掲載します。
(明るく見えているのは太陽ではなく、月でしょう)
更新再開は、来年の2月頃と思われます。

太陽風の磁場は、その後も南寄りを続けていて、
磁気圏では小規模の活動が続いています。


SOHO EIT195では、細長いコロナホールの先頭が、
地球への影響開始位置に近づいています。

27日周期の図を見ると、前周期は、
今日くらいからコロナホールの影響の第一波が来ていたのですが、
今周期はどうなるでしょうか。
コロナホールが弱まっていることで、速度の変化は小さく、到来も遅れるかもしれません。
しばらく注目してください。

一方、太陽の東端からは次のコロナホールが顔を出しています。
もう2日ほどするとはっきりと見えるようになるでしょう。
STEREO Behindで見ると、こちらは、赤道付近に南北に大きく広がっていて、
地球への影響もしっかりとやって来そうです。



南極の昭和基地、全天カメラの写真。2010年最後の一枚か?
(c) 国立極地研究所


SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。