宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (07:31)
昨日、C2.5の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 7 --- ---
9/ 6 23:53 C2.5
9/ 5 --- ---

黒点  9/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
1101 1 α ---
1103 1 α ---
1105 26 β C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:26 368 -0.8
-2 h 365 +1.2
-4 h 375 +0.7
-6 h 376 +2.8
-8 h 381 -2.8
-10 h 383 -2.3
-12 h 383 -1.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
06:59 -17 -19/ 2
-2 h -17 -18/ 2
-4 h -17 -19/ 4
-6 h -19 -14/ 5
-8 h -20 -12/ 9
-10 h -19 -17/ 7
-12 h -21 -23/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^2
9/ 7 0.5 6x10^2
9/ 6 0.4 2x10^3
9/ 5 0.4 1x10^3
9/ 4 0.5 9x10^2
9/ 3 0.5 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
太陽黒点 (SOHO)
太陽可視光 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
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NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 9/ 2 10:52 低速の太陽風が続いています。太陽に新しい黒点群が出現しています。
2010/ 9/ 3 09:58 太陽面に黒点群が並んでいます。太陽風は平均的な速度に戻りました。
2010/ 9/ 4 13:21 太陽風の密度が小さくなっています。速度はやや遅めで、磁気圏は静穏です。
2010/ 9/ 5 12:52 太陽でCMEが発生しました。地球への影響はありません。太陽風は低速で、磁気圏も静かです。
2010/ 9/ 6 07:09 太陽風の磁場強度が強まり、これから速度がやや上がるかもしれません。8月の黒点をまとめます。
最新のニュース

2010/ 9/ 7 07:31 更新
C2.5の小規模フレアが発生しています。太陽風はやや低速です。

担当 篠原

1105黒点群で、C2.5の小規模フレアが発生しました。
X線のグラフを見ると、とても短時間の変動だったようで、
掲載している5分データのグラフでは、C1の線に達しているだけです。
しかし、1分データを使ったグラフを見ると、C2を超える変化をしています。

1105黒点群は、太陽の西の端にだいぶ近づき、もうすぐ没しそうです。
黒点の姿も変化していて、昨日は細かい黒点が多数みられましたが、
今日の写真では、ひとつの大きな黒点にまとまりつつある様に見えます。
もうすぐ地球からは見えなくなりますが、この後の活動はどうなるでしょうか。

1105黒点群が西の端に没すると、太陽は一旦無黒点になって、
その後、南半球側から活動領域が姿を現しそうです(STEREO Behind参照)。


太陽風の速度は、昨日のニュースの後に、400km/秒まで上昇しました。
その後ゆっくりと下がって、現在は370km/秒とやや低速です。

一方、10nTまで上がっていた磁場強度も速度が上がりきるとともに低下し、
5nTと平均的な状態に戻っています。
このため、太陽風の変化はこの辺りで終わったと思われます。
27日周期の図で回帰があるかもしれないと考えていたコロナホールの影響は、
目立った変化はありませんでした。

この後、太陽風は10日以上にわたって遅い状態が続きそうです。
次の高速風の回帰は、9月20日頃になりそうです。


磁気圏の活動も概ね静穏です。
AE指数では、太陽風磁場の南向きによって、700nTの中規模活動が一度観測されていますが、
その他の時間帯は穏やかです。
今後は、低速の太陽風が続くようであれば、オーロラの活動もしばらく静かでしょう。



SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。