宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (17:10)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏内がやや活動的になっています。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/29 --- ---
8/28 --- ---
8/27 --- ---

黒点  8/29 (NOAA)
磁場 フレア
1101 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
17:06 486 +1.4
-2 h 486 +0.1
-4 h 508 +0.3
-6 h 529 +1.4
-8 h 545 -0.3
-10 h 569 +0.7
-12 h 581 -0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
15:59 -12 -39/ 13
-2 h -12 -50/ 5
-4 h -12 -49/ 8
-6 h -13 -44/ 13
-8 h -13 -26/ 10
-10 h -14 -26/ 6
-12 h -14 -21/ 6

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^3
8/29 0.4 1x10^4
8/28 0.5 1x10^4
8/27 0.4 3x10^4
8/26 0.6 2x10^4
8/25 0.5 9x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
太陽黒点 (SOHO)
太陽可視光 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙天気日報
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 8/24 10:32 高速太陽風が近づいています。太陽風の磁場強度が強まり、オーロラが活発化しそうです。
2010/ 8/25 09:58 700km/秒に達する高速太陽風がやって来ました。中規模のオーロラ活動が発生しています。
2010/ 8/26 13:10 600km/秒台の高速太陽風が続いています。オーロラ活動も続いています。
2010/ 8/27 09:19 640km/秒の高速太陽風が続いています。放射線帯が強まっています。
2010/ 8/28 11:31 高速風は660km/秒に高まっています。高速風は、そろそろ低下に転じるでしょう。
最新のニュース

2010/ 8/29 17:10 更新
太陽風の速度は500km/秒を割り、高速太陽風は終わりつつあります。

担当 篠原

今日は更新システムにトラブルが発生し、記事の更新が遅くなってしまいました。
申し訳ありません。
遅ればせながら、今日の状況をまとめます。


高速太陽風は、昨日の昼頃から低下を始め、
昨日の650km/秒から、今朝の段階で550km/秒、
そして、現在、29日の夕方では、490km/秒まで下がっています。
前周期と比べると、下がり方も比較的短時間になっています。

高速風の全体像を見るため、今日の一枚目に7日幅のACEの図を掲載します。
この図の24日(世界時です)に、太陽風の速度は一気に700km/秒まで上がり、
その後、4日に渡って600km/秒を超える高い速度を保っていました。

図の後半は、28日に速度が下がり始め、最後のところで500km/秒まで落ちています。

この図では、速度が上昇する前に、
磁場強度(白線)とプラズマの密度(橙色)が大きく高まっていたことが分かります。
前にある低速の太陽風を、
後ろから高速の太陽風が追いかける領域に見られる、特徴的な変化です。


高速風の影響は、もうしばらく残るかもしれません。
それは、SOHO EIT195に見えていた、細長いコロナホールの影響です。
太陽風の速度は、既に500km/秒を割っていますが、
このまま400km/秒付近まで下がらず、やや高速の状態が続く可能性もあります。
注目してください。


一方、磁気圏のオーロラ活動はだいぶ静かになっています。
昨日までは、AE指数に500nT程度の変動も見られていたのですが、
図の中盤以降は、ほとんど変化がありません。
速度の低下と、磁場強度の弱まりの両方が効いているのでしょう。

今後は、一段と静かになっていくでしょう。


放射線帯の高エネルギー電子は、また少し回復して、10,000のレベルに戻っています。
しかし、もう大きな増加ではありません。


太陽の活動は静穏です。
X線のグラフは強度が下がり、変化もありません。

黒点は、中央やや左に、1101黒点群の大きな黒点と、
中央のやや北寄りに新しい黒点群が出現しています。



ACEによる、7日幅の太陽風の変化。今回の高速風の全体を見渡せます。
(c) NOAA/SWPC


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



SOHO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SOHO (ESA & NASA)



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。