宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:12)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/22 --- ---
7/21 --- ---
7/20 22:38 C1.5

黒点  7/22 (NOAA)
磁場 フレア
1087 2 α ---
1089 16 β C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:04 343 -1.8
-2 h 338 -1.1
-4 h 342 +1.0
-6 h 336 +1.4
-8 h 342 -2.1
-10 h 339 -0.7
-12 h 339 -0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -8 -19/ 9
-2 h -6 -20/ 6
-4 h -7 -22/ 5
-6 h -8 -20/ 8
-8 h -7 -16/ 3
-10 h -9 -18/ 4
-12 h -9 -22/ 3

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^1
7/22 0.3 6x10^1
7/21 0.4 8x10^1
7/20 0.4 2x10^2
7/19 0.3 1x10^2
7/18 0.4 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
太陽黒点 (SOHO)
太陽可視光 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 7/17 11:27 太陽、太陽風ともに穏やかです。放射線帯も増加していません。
2010/ 7/18 10:07 C2.4の小規模フレアが発生しました。太陽風は320km/秒の低速風です。
2010/ 7/19 14:27 太陽風の速度は、290km/秒まで下がっています。太陽は穏やかです。
2010/ 7/20 13:56 1089黒点群が現れ、Bクラスの変動を起こしています。太陽風は低速のままです。
2010/ 7/21 11:29 C1.4の小規模フレアが発生しました。太陽風は、明日くらいまで低速でしょう。
最新のニュース

2010/ 7/22 10:12 更新
1089黒点群は発達しています。太陽風は低速です。明日以降、高速風の到来が予想されます。

担当 篠原

太陽の南東(左下)の1089黒点群は、黒点の数が増え、面積も大きくなっています。
発達を続けているようです。
X線データでも、Bクラスの小さな変動が続いています。
この1日では、最大でB8クラスの変動が2回記録されました。

X線の様子を見る限り、活動が特に活発化した印象はありませんが、
黒点が拡大していることもあり、
NOAAの発表は注意レベルが一段上げられた表現になっています。
1089黒点群では、Mクラス、Cクラスの中小規模のフレアの発生が考えられます。

SOHOのEITカメラは、Bakeoutとメンテナンスに入っています。
SOHOの電波が受けにくくなるKeyholeと呼ばれる期間に入ったためです。
8月の初め頃まで、しばらくデータが見られなくなりそうです。
今日は、GOESの太陽X線写真を掲載します。
撮影時刻は昨日の朝ですが、参考にご覧ください。


太陽風の速度は、340km/秒で安定し、低速状態が続いています。
磁場強度も、5nTで安定しています。

今日いっぱいは低速風が続くと思われますが、
27日周期の図を見ると、太陽風のおおまかな磁場の方向が、
Toward(地球から太陽方向)から、Away(太陽から地球方向)に再び切り替わったようです。
前周期以前のパターンを見ると、この方向が再びToward(地球から太陽方向)に切り替わると、
高速風の始まりとなりそうです。

高速風の始まりでは、磁場強度の強まりやプラズマ密度の増加など、
特徴的な変化が見られます。
今回はセクターの移り変わりにも注目してみてください。
早ければ、明日にも速度の変化が始まるでしょう。

磁気圏のオーロラ活動は静穏です。
こちらも、高速風の始まりまでは穏やかに推移するでしょう。



GOES-14のX線カメラによる太陽コロナ。
(c) NOAA


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。