宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:29)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/ 3 --- ---
7/ 2 --- ---
7/ 1 --- ---

黒点  7/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
1084 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:17 601 +1.5
-2 h 578 -2.0
-4 h 599 +0.6
-6 h 602 +0.6
-8 h 591 -1.9
-10 h 603 -0.2
-12 h 602 +2.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -19 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -16 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -18 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 8x10^3
7/ 3 0.5 2x10^4
7/ 2 0.5 1x10^4
7/ 1 0.4 4x10^3
6/30 0.5 3x10^3
6/29 0.5 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 6/28 12:21 高速太陽風は、速度が520km/秒に上昇しています。1084黒点群は磁場極性が逆向きです。
2010/ 6/29 14:01 520km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏は概ね静穏です。
2010/ 6/30 11:57 太陽風の速度は630km/秒に上がり、高速風が強まっています。オーロラ活動も強まっています。
2010/ 7/ 1 09:16 600km/秒台の高速太陽風が続いています。オーロラの活動も続いています。
2010/ 7/ 2 08:16 600km/秒台前半の高速の太陽風が続いています。放射線帯が強まっています。
最新のニュース

2010/ 7/ 3 13:29 更新
600km/秒の高速太陽風が続いています。これから速度は低下に向かいそうです。

担当 篠原

高速の太陽風が続いています。
昨日以降も、太陽風の速度はほぼ600km/秒で安定しています。
6月30日に600km/秒を越えて以来、3日間にわたって600km/秒台が続いています。

一方、磁場強度は4nTを割って、3nTに下がりつつあります。
こうなると、高速風領域も後半に入り、やがて速度の低下が始まります。
今日いっぱいくらいで600km/秒台も終わりではないでしょうか。

磁気圏のオーロラ活動は、AE指数で300nT程の小規模の活動に下がっています。
太陽風の速度はまだ高いものの、磁場強度が下がり、
南向き成分も弱まっているためでしょう。


今日のSOHO EIT195の太陽コロナ写真では、
北半球に大きく見えていたコロナホールはすっかり西側に移動しています。
地球への影響がなくなるのも、もうすぐでしょう。

その後は、しばらく穏やかな太陽風になります。
次のコロナホールは、地球よりも先回りをしているSTEREO Behindでは見えていますが、
地球側にあるSOHOではまだ見えません。


放射線帯の高エネルギー電子の数は、赤線のGOES13でも10,000を超えました。
このふたつの静止衛星は、
どちらも地理的には赤道上にありますが、経度は少し離れています。
高エネルギー電子の分布に影響を及ぼす地磁気の構造は複雑で、
経度が違うと、ふたつの衛星の磁気環境は同じではなくなります。
そのため、高エネルギー電子の変化に違いが生じるのです。

今後、太陽風が静穏になることを考えると、
放射線帯の強まった状態は、しばらく続くことになりそうです。


太陽は、1084黒点群があるものの、
フレア活動は静穏です。



SOHO EIT195による太陽コロナ。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。