宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:29)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 9 --- ---
3/ 8 --- ---
3/ 7 --- ---

黒点  3/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:21 381 +0.6
-2 h 371 +2.2
-4 h 334 -1.7
-6 h 319 -0.2
-8 h 332 -0.9
-10 h 333 -1.4
-12 h 315 -1.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -12 -7/ 5
-2 h -14 -5/ 8
-4 h -15 -1/ 7
-6 h -16 -3/ 2
-8 h -16 -6/ 6
-10 h -16 0/ 3
-12 h -15 -1/ 6

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^0
3/ 9 0.6 7x10^0
3/ 8 0.7 8x10^0
3/ 7 0.5 2x10^1
3/ 6 0.6 9x10^0
3/ 5 0.6 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙天気日報
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 3/ 4 08:37 太陽風は400km/秒を割って、低速風に戻りつつあります。
2010/ 3/ 5 08:47 1052黒点群が活発化し、C2の小規模フレアを起こしました。
2010/ 3/ 6 10:28 太陽は無黒点になりそうです。420km/秒程度の太陽風が続いています。
2010/ 3/ 7 08:44 380km/付近の太陽風が続いています。太陽には小さな黒点が発生したようです。
2010/ 3/ 8 09:06 太陽風、磁気圏は概ね静穏です。
最新のニュース

2010/ 3/ 9 09:29 更新
宇宙天気は、穏やかな状態が続いています。太陽に大きなダークフィラメントが見えています。

担当 篠原

太陽の北東側に大きなダーク・フィラメント(プロミネンス)が見えています。
SOHO EIT195の写真から作った動画を掲載します。

プロミネンスは急に噴出を起こすことがあり、
太陽の中心付近で発生すると、噴出したガスが地球へ向かって飛んできます。
このプロミネンスも次第に中心線に近づいていますが、吹き上がりに注意してください。

太陽は、SOHOの写真では北半球側に非常に小さな黒点が見えている様ですが、
NOAAの報告では無黒点となっています。
EIT195では、もやもやと明るい活動領域が見られますが、どれも強いものではありません。
X線のグラフも変化はなく、太陽はしばらく穏やかな状態です。


太陽風は、昨日、一旦320km/秒まで速度が低下しました。
プラズマの密度も下がって、速度データに散らばりが見られます。
今朝あたりから、密度は回復し、速度も380km/秒まで戻っています。
今後も穏やかな太陽風が続くと思いますが、なかなかおとなしく低速風になりません。

磁気圏では、AE指数で小規模の変動が長時間続いています。
弱い南向き磁場の影響のようです。
AE指数の変化はどれも小さく、磁気圏は概ね静穏です。



太陽の北東側に大きなダーク・フィラメント(プロミネンス)が見えています。
(c) SOHO (ESA & NASA)、宇宙天気ニュース(動画加工)


SOHO EIT195による、太陽コロナ。9日9時(世界時9日0時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。