宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:37)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 8 --- ---
1/ 7 --- ---
1/ 6 --- ---

黒点  1/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:16 284 -1.2
-2 h 288 -0.9
-4 h 286 -1.7
-6 h 275 -1.2
-8 h 288 +2.0
-10 h 300 +2.0
-12 h 284 +2.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -10 3/ 6
-2 h -10 7/ 2
-4 h -9 5/ 3
-6 h -7 6/ 3
-8 h -7 6/ 2
-10 h -8 9/ 6
-12 h -8 3/ 6

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 1x10^0
1/ 8 0.6 6x10^0
1/ 7 0.7 5x10^0
1/ 6 0.7 7x10^0
1/ 5 0.7 6x10^0
1/ 4 0.6 6x10^0

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2010/ 1/ 3 08:25 1039黒点群がCクラスフレアを3回起こしました。太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。
2010/ 1/ 4 09:58 1039黒点群が小規模の活動を続けています。太陽風は300km/秒と低速状態です。
2010/ 1/ 5 10:35 1039黒点群の活動は落ち着いて来たようです。太陽風は低速です。12月の黒点状況です。
2010/ 1/ 6 09:05 SOHOできれいな彗星が見えました。太陽は無黒点、太陽風は低速で、どちらも穏やかです。
2010/ 1/ 7 09:08 太陽の東端から活動領域が上がってきました。太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。
最新のニュース

2010/ 1/ 8 08:37 更新
1040黒点群が出現しました。フレア活動は特に見られません。太陽風は280km/秒と低速です。

担当 篠原

太陽の北東(左上)に見える活動領域に、黒点が発生しました。
1040黒点群と番号が付けられています。

昨日のニュース以降、GOESのX線データには小さなBクラスのフレア活動が見られただけです。
現在の1040黒点群は、穏やかな状態にあるようです。
しかし、新しく黒点が現れるという変化をしていますので、
今後の様子がどうなるか、注目してください。

太陽といえば、宇宙天気の話ではありませんが、
1週間後の1月15日(金)の夕方に、西日本側を中心に部分日食が見られます。
17時くらいから日没にかけてと、なかなか面白いタイミングで起こりますので、
昨年の夏に使った太陽メガネを探して、観望してみてください。
最後は、欠けたまま夕日となって沈んでいくので、面白い景色が見られそうです。


昨日より、太陽風の速度は一段下がって、280km/秒となっています。
かなり遅い速度です。
磁場強度は、3〜4nTとやや弱まった状態が続いています。

磁気圏も大変穏やかで、AE指数は全く変化していません。


SOHO EIT195では、北半球側のコロナホールが、次第に太陽の中心線に近づいています。
もう5日ほどすると、ここからの影響が地球へやって来るかもしれません。
それまでは、太陽風は現在の様な低速状態が続くでしょう。

コロナホールは小規模なので、やってくる太陽風の変化は小規模に留まると思われます。



SOHO EIT195による太陽コロナ。8日2時半(世界時6日17時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる、太陽可視光写真。1040黒点群が出現しました。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。