宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:14)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/12 --- ---
12/11 --- ---
12/10 19:45 C3.4

黒点 12/11 (NOAA)
磁場 フレア
1034 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:57 248 +0.0
-2 h 251 -1.0
-4 h 250 -0.8
-6 h 252 +0.1
-8 h 254 +2.3
-10 h 262 +2.8
-12 h 264 +1.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -11 1/ 6
-2 h -10 4/ 1
-4 h -9 3/ 4
-6 h -8 6/ 3
-8 h -8 4/ 4
-10 h -8 8/ 2
-12 h -8 10/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^0
12/12 0.6 6x10^0
12/11 0.7 6x10^0
12/10 0.6 8x10^0
12/ 9 0.6 5x10^0
12/ 8 0.7 7x10^0

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/12/ 7 12:39 太陽風速度は下がり、360km/秒の低速風になっています。太陽は無黒点が続いています。
2009/12/ 8 08:22 300km/秒台前半の低速太陽風になっています。磁気圏も静穏です。
2009/12/ 9 09:22 太陽風は、速度が300km/秒まで下がっています。とても静かです。
2009/12/10 09:15 太陽風は280km/秒に下がっています。小さな黒点群が上がって来たようです。
2009/12/11 09:27 1034黒点群で、C3の小規模フレアが発生しました。太陽風はとても低速です。
最新のニュース

2009/12/12 08:14 更新
250km/秒と非常に遅い太陽風になっています。1034黒点群の活動は落ち着いています。

担当 篠原

1034黒点群の規模は、ほとんど変わらす、小規模の黒点群のままです。
X線のフレア活動も収まり気味で、活動度は低下しているようです。

ただし、一旦静かになってまた活発になる、という変化はよく起こることなので、
注目を続ける必要はあるでしょう。


太陽風は、更に速度が下がり、今日の未明から250km/秒となっています。
非常に低速で、速度がいっぱいに下がりきった状態と言ってもいいでしょう。

磁場強度も、3〜4nTと弱めの状態です。


速度が非常に低く、磁場が弱く、南北成分も北寄り傾向ということで、
オーロラ活動は非常に低調です。
オーロラ活動が作る電流を測っているAE指数は、今日も全く変化していません。

この静かな状態は、もう5〜6日くらいは続くと思われます。


SOHO EIT195では、コロナホールの淡い影が少しずつ中心線に近づいています。
今日の様子では、コロナホールは前周期よりも淡くなっている様に思えます。
明日、明後日の画像を見る必要がありますが、
18日頃にやってくると予想している太陽風の変化は、弱まっているかもしれません。



SOHO EIT195による太陽コロナ。12日7時半(世界時11日22時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。東側に1034黒点群が見えます。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。