宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:27)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 4 --- ---
12/ 3 --- ---
12/ 2 --- ---

黒点 12/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:59 266 +1.3
-2 h 285 +0.6
-4 h 254 -1.4
-6 h 254 -1.8
-8 h 261 -1.1
-10 h 253 -0.9
-12 h 271 -0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:59 -12 0/ 7
-2 h -14 7/ 4
-4 h -14 10/ 3
-6 h -14 9/ 4
-8 h -13 10/ 5
-10 h -13 7/ 2
-12 h -13 6/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 9x10^0
12/ 4 0.6 2x10^1
12/ 3 0.7 2x10^1
12/ 2 0.7 3x10^1
12/ 1 0.5 2x10^1
11/30 0.7 3x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/11/29 11:41 太陽風は速度350km/秒と低速で安定しています。磁気圏も概ね静穏です。
2009/11/30 08:24 太陽風は300km/秒のかなり遅い風になっています。磁気圏も静穏です。
2009/12/ 1 08:58 太陽風は、速度270km/秒とかなり低速です。磁気圏も概ね静穏です。小さな黒点が見えています。
2009/12/ 2 09:24 太陽風はとても遅い状態が続いています。磁気圏も静穏です。太陽は無黒点です。
2009/12/ 3 15:34 太陽風の速度が250km/秒まで下がっています。11月の黒点状況をまとめます。
最新のニュース

2009/12/ 4 09:27 更新
250km/秒のかなり遅い太陽風が続いています。磁気圏も静穏です。

担当 篠原

昨日の記事で11月の無黒点日数についてまとめました。
昨日は更新時刻が遅くなりましたので、どうぞご覧ください。


とても弱い太陽風が続いています。
速度は、昨日より250km/秒が続いています。
今朝になって260km/秒へ上がっているようですが、
変化の幅として考えるとほんのわずかのことです。

プラズマの密度も下がったままで、希薄で遅い風が続いています。

磁場強度も、3nT付近と弱めの状態が続いています。
南北成分は、ずっと南寄りが続いていますが、振幅は-1nTと小さく、
速度も遅いこともあり、磁気圏は静穏です。
オーロラの活動度を示すAE指数では、ごく小さな変化が見られる程度です。

ただし、現在のように穏やかな状況では、オーロラの見られる緯度が高緯度側に移動し、
AE指数では変化を正確に捉えられなくなっている可能性があります。
それでも、活動が弱いことに大きな違いはありません。


27日周期の図を参考にすると、今日いっぱいは低速の太陽風が続きそうです。
明日くらいに、コロナホールの影響による速度の高まりが見られるかもしれません。
こちらも、規模は小さなものとなるでしょう。
その後は、再び低速の太陽風が続きそうです。

SOHO EIT195では、太陽コロナの東側(左側)はのっぺりとしていて、
しばらく、変動は起こりそうにありません。


太陽は無黒点です。
EIT195の東端に小さな明るい領域が見えます。
STEREOを見ると、小さな活動を起こしたりしているようです。



SOHO EIT195による太陽コロナ。4日9時(世界時4日0時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽可視光写真。無黒点です。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。