宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:06)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 8 --- ---
11/ 7 --- ---
11/ 6 --- ---

黒点 11/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
1030 6 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:06 275 -0.5
-2 h 266 -1.2
-4 h 261 -1.1
-6 h 258 -0.9
-8 h 255 +0.2
-10 h 255 +1.4
-12 h 260 +1.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -15 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -12 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
11/ 8 0.5 3x10^1
11/ 7 0.6 3x10^1
11/ 6 0.7 3x10^1
11/ 5 0.6 4x10^1
11/ 4 0.6 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/11/ 3 10:40 低速の太陽風が続き、磁気圏も静穏です。
2009/11/ 4 09:20 太陽風の密度が減少しています。速度は低速で、磁気圏も静穏です。
2009/11/ 5 08:43 300km/秒と太陽風はかなり低速で、磁気圏も静穏です。10月までの黒点の推移をまとめます。
2009/11/ 6 11:34 300km/秒を割るくらいのかなり遅い太陽風が続いています。小さい1030黒点群が発生したようです。
2009/11/ 7 11:53 太陽風は非常に低速で、落ち着いています。磁気圏も静穏です。
最新のニュース

2009/11/ 8 09:06 更新
太陽風の速度は、250km/秒近くまで下がりました。非常に低速の穏やかな風が続いています。

担当 篠原

昨夜、太陽風の速度は250km/秒近くまで下がりました。
ここまで下がると、相当な低速風です。
現在はやや戻して、280km/秒です。
戻したと言っても、まだ300km/秒にも達していません。

磁場強度も、2nTと弱まった状態が続いていました。
現在は、4nTくらいに上がりそうな様子です。

ここまで来ても、コロナホールの影響は見られず、
かなり低速の穏やかな太陽風が続いています。
太陽風は、このまま静かな状態が続きそうです。


磁気圏のオーロラ活動も非常に静かです。
AE指数は今日も全く変化していません。
これは、速度が遅いことも要因のひとつですが、
磁場の南北成分がずっと北向きになっていたことが大きく影響しています。

しかし、昨夜、磁場の大まかな方向の切り替わりが発生して、
磁場が南向きにも変化する様になりました。
低速風は続いていますが、今後は、少しはオーロラ活動も見られるかもしれません。


太陽では、1030黒点群は消えてしまったそうです。
SOHO EIT195の太陽コロナ写真を見ると、
太陽の中心から北寄り(上寄り)に明るい部分があります。
ここに黒点群があったのでしょう。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。8日4時(世界時7日19時)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。