宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:36)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/20 --- ---
10/19 --- ---
10/18 --- ---

黒点 10/19 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:57 286 -1.5
-2 h 300 +0.7
-4 h 301 +2.8
-6 h 294 -0.1
-8 h 304 +2.2
-10 h 297 -3.3
-12 h 301 +0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:30 -14 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -18 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^0
10/20 0.6 9x10^0
10/19 0.6 1x10^1
10/18 0.6 1x10^1
10/17 0.7 9x10^0
10/16 0.7 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙環境計測グループ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/10/15 09:18 太陽風は一段と低速になっています(300km/秒)。磁気圏も静穏です。
2009/10/16 08:31 太陽風の速度が430km/秒まで上昇しています。
2009/10/17 09:14 太陽風速度は、早くも350km/秒に下がりました。磁気圏も静かです。
2009/10/18 10:48 320km/秒の遅い太陽風が続いています。太陽でコロナの小さな噴出が見られています。
2009/10/19 11:06 小規模のCMEが観測されました。太陽風は低速で(300km/秒)、磁気圏も概ね静穏です。
最新のニュース

2009/10/20 08:36 更新
300km/秒の遅い太陽風が続いています。これから太陽風に小規模の変化がやって来るかもしれません。

担当 篠原

太陽風は、速度300km/秒、磁場強度4nTと、低速の穏やかな状態が続いています。

磁場は概ね北向きで、地球の磁気圏への影響はほとんどの時間帯で小さくなっています。
一時的に南を向いたタイミングで、
AE指数に200nTの小規模のオーロラ活動が記録されている程度です。


この後も、27日周期の予想では、300km/秒台の低速風が続くと予想されます。
一方、一昨日のニュースの記事に書いた、
太陽で発生した2回の小さな噴出現象の影響がそろそろやって来るかもしれません。
1回目の現象の影響が今日辺り、2回目の現象は明日くらいでしょうか。
高速の風がやって来そうにはありませんので、それぞれもう1〜2日かかるかもしれません。

1回目の噴出はかなり弱かった様で、何も来ないかもしれません。
2回目は、SOHOでも見えていますので、
磁場の強まりなどがまとまった形でやって来る可能性があります。
太陽風の磁場が大きく南を向いて、オーロラが活発化するかもしれません。


今日のSOHO EIT195では、
太陽の南北両半球のコロナホールが、中心線に近づきつつあります。
3〜4日後くらいに、太陽風の変動がやってくるかもしれません。


無黒点は今日も続いています。
太陽は、とても静かです。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。20日8時半(世界時19日23時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。