宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:28)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/24 --- ---
9/23 --- ---
9/22 --- ---

黒点  9/23 (NOAA)
磁場 フレア
1026 2 β ---
1027 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:21 424 +0.0
-2 h 382 +0.2
-4 h 394 +0.1
-6 h 399 -0.1
-8 h 410 -0.1
-10 h 402 -1.0
-12 h 400 +0.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -15 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -16 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -16 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^0
9/24 0.5 9x10^0
9/23 0.6 1x10^1
9/22 0.6 9x10^0
9/21 0.6 1x10^1
9/20 0.6 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 9/19 12:16 太陽風の速度は下がり始めました。1週間ほど穏やかな状態が続くでしょう。
2009/ 9/20 11:53 太陽風の密度が大きく下がりました。現在の速度は350km/秒と低速で、磁気圏も静かです。
2009/ 9/21 10:58 太陽風の速度が400km/秒に上がっています。もう少し上昇するかもしれません。
2009/ 9/22 12:46 太陽風は460km/秒まで速度が上がり、現在は420km/秒に下がっています。1026黒点群が上がって来ました。
2009/ 9/23 11:26 1027黒点群が出現し、太陽面が少しにぎやかになっています。太陽風は穏やかです。
最新のニュース

2009/ 9/24 09:28 更新
2つの黒点群は残っていますが、目立った活動はありません。太陽風の密度が少なくなっています。

担当 篠原

太陽面には、1026、1027とふたつの黒点群が見えています。
昨日以降、目立った変化は無く、1027黒点群の発達もこのあたりまでの様です。
GOESのX線グラフも、強度は下がり気味で、フレアなども観測されていません。
(と書いていたら、ぎりぎりB1クラスのフレアが発生した様です)

黒点群がふたつと、久しぶりににぎやかな太陽面になっていますが、
活動としては穏やかです。


太陽風は、プラズマの密度が大きく減少しています。
ACEの密度グラフ(橙色)は、0.1の線にも点が打たれておらず、
かなり低い状態になっているようです。

この影響で、速度の値が大きくばらついています。
全体的な雰囲気から、速度は300km/秒程度に下がっている様です。

磁場強度は、2nTと弱まったままです。

磁気圏は非常に静穏です。
太陽風が低速であることや、
磁場強度が弱く、南北成分も0nT付近か北寄りになっているためです。


明日くらいまでは、穏やかな状態が続くでしょう。
26日か27日あたりから、コロナホールの影響で太陽風の速度が上昇すると思われます。
ただし、前周期は、500km/秒にやっと届いた程度の高まりで、
今回も大きくは上昇しないでしょう。



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。24日8時半(世界時23日23時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


SOHOによる太陽の可視光写真。南半球に1026黒点群、北半球に1027黒点群が見えています。
(c) SOHO (ESA & NASA)


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。