宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙環境計測グループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:38)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/17 --- ---
7/16 --- ---
7/15 --- ---

黒点  7/16 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:16 356 +0.2
-2 h 359 +0.1
-4 h 362 +0.3
-6 h 370 +0.2
-8 h 375 +0.7
-10 h 378 -0.7
-12 h 393 -0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:59 -10 1/ 7
-2 h -10 -4/ 1
-4 h -11 -2/ 7
-6 h -12 6/ 4
-8 h -13 5/ 6
-10 h -13 0/ 4
-12 h -14 -2/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 9x10^1
7/17 0.5 1x10^2
7/16 0.6 9x10^1
7/15 0.5 7x10^1
7/14 0.5 2x10^1
7/13 0.6 3x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
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宇宙天気日報
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宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2009/ 7/12 12:48 太陽風の速度は400km/秒に下がりました。続いて、次のコロナホールの影響が来るかもしれません。
2009/ 7/13 08:12 太陽風は360km/秒の低速風になっています。太陽も静穏です。
2009/ 7/14 10:22 太陽風の速度が500km/秒に上がり、高速風が始まりました。小規模ですが、オーロラ活動も始まっています。
2009/ 7/15 13:25 太陽風は450km/秒に下がり、高速状態を抜けつつあります。今後は低速風に変わるでしょう。
2009/ 7/16 13:12 太陽風は穏やかになって来ました。これから1週間近く、静かになるでしょう。
最新のニュース

2009/ 7/17 08:38 更新
太陽風の速度は350km/秒近くに下がり、低速風になりました。磁気圏も静かです。

担当 篠原

太陽風の速度は、400km/秒を割った後も更に下がり続け、
間もなく350km/秒に達するところです。
すっかり低速太陽風になりました。

磁場強度は、3nTとやや弱めで安定してます。

磁気圏も静穏です。
AE指数はほとんど変化していません。


穏やかな状態は、これから5日間程度続くでしょう。
その後、小規模の太陽風速度の上昇が起こります。
発生源のコロナホールは、次第に太陽の中心に近づいています(SOHO EIT195)。

コロナホールが太陽の中心線に達して、3日後くらいから高速風は始まります。
SOHOの写真を見ながら、より正確な見積もりを立てて下さい。


太陽は、無黒点の状態が続いています。
すっかり穏やかになっています。


さて、7月22日の日食まであと5日となりました。
皆既日食が見られるのは、トカラ列島を中心とした狭い地域だけですが、
かなり大きな部分日食が、日本全国で見られます。

この日はぜひ、日食メガネなどを用意して部分日食を観望して下さい。
専用メガネが無ければ、木漏れ日を見たり(欠けた太陽がいっぱい映ります)、
紙に小さな穴を開けて太陽の光を地面に映したり(日付けや文字を映せます)、
小さな手鏡で太陽の光を離れた場所に投影して太陽の形を見たりと、
いろいろ工夫して楽しむことができます。

欠け方の大きい地域では、周囲が薄暗く見えて来るでしょう。
カメラの露出を固定して、撮り比べるのも面白いです。

この日は、宇宙天気で日頃お世話になっている太陽を
じっくりと自分の目で眺めてください。
(直接はもちろん危険です。くれぐれも気をつけて)



SOHO EIT195による、太陽コロナの様子。17日7時半(世界時16日22時半)。
(c) SOHO (ESA & NASA)


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC





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篠原 学( [email protected] )宛てお知らせ下さい。